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忙しくても「好きなこと」を捨てないことが、結局「働く私」を助ける

世の中、結局なんでも王道は強い。だから、トップを取るのなら、「王道」はできるべきだ、と思っている。だけど、トップを目指してひしめく王道たちの中から頭1つ抜け出るには、「ヲタク性」って必要だな~…と思った。


イメージしやすい「デキる」王道は、「何でもハイレベルにできること」。なんでも80点取れる人はいる。私はそんな人に憧れていたし、そんな人になれない自分って本当にダメだな…と思っていた。だけど、このツイートをした日、「あ、突き抜けた存在は、時には王道にも勝つんだ」と感じた

ツイートした7MEN侍はジャニーズJr.で、そのメンバーの音楽論理ヲタク矢花黎は、現役音大生のジャニーズJr.である。実家が楽器屋であるがゆえ、楽器ならほぼできるし、編曲もするし、既存の曲を自分たちの編成に合わせて各楽器パートを組みなおしたりもする、いわば音楽ヲタクである。彼自身はツッコミもするし大変器用な人間だと思うけれど、その音楽への知識の深さやこだわりの熱量は本当にヲタクで、彼がブログで音楽熱にあふれた文章を書くと、マニアックすぎてついて行けないことがあるグループ内での「ジャニーズ王道ランキング」ではぶっちぎってビリである。

▼王道からのかけ離れ方・ぶっちぎり方がすごい矢花が見れる動画。ちなみに緑の服の人。


だけど、そんな矢花のことは、みんな一目置いている。グループ内のみならず、矢花とJr.時代をともにし、矢花の存在を知っている人なら、「楽器なら矢花」「音楽性なら矢花」と口をそろえる

彼のファンも、またファンでなくとも、パフォーマンス中の、「THE バンドマン」のオーラを一段と醸して異彩を放つ彼の雰囲気には、「やっぱり矢花黎はほかのJr.とは違う」という人が多いように思うし、その差異性にこそ、彼の魅力を感じていると思う。

ジャニーズだから、歌やダンスはある程度求められる。もちろん矢花も踊る。だけど、もし矢花が自分が好きな楽器や音楽性を脇に置きながら、ダンスや歌のみに心血を注いでいたら、多分矢花はグループに所属するようなJr.にはならなかったと思う。


たとえば目の前の仕事に一生懸命で、自分の好きなことより仕事のスキルアップを目指したいとか、処理能力をあげたいとか、そういう風に感じることは、働いていると多々ある。将来の役に立つスキルを身に着けたいと、新たなことに挑戦する人もたくさんいる。私もそうだった。

だけど、そんな時間の使い方の中でも、やっぱり「自分の好きなこと」は、磨いておくべきなんじゃないか、と思った。働きながら、その業界のこと、その職種のことは、ある程度のレベルまで、きっと私たちは持っていく。その肩書のスキルを王道でトップレベルに押し上げることもできる。だけど、差別化という意味で行くなら、それは、「必要かも」というスキル以上に、私たちの「好きなこと」にあるんじゃないだろうか。それが、最終的に「能力の掛け算」として差別化されるんじゃないだろうか。


上記ツイートのハモネプで優勝したのは、最終的には圧倒的な王道グループだった。だけど、「ハモリ×ワルツ」を掛け合わせたあのグループは、「ジャズワルツのグループよかったよね」と、持ち味で印象に残っているあのグループは、大会に優勝こそしなかったけれど、決勝に進んだし、印象にも残った。多くの王道グループよりも上位の、決勝に。


これは某金スマで中居くんが10周年を迎えたキスマイに言っていたことなのだけど、これは決して、芸能界や音楽、パフォーマンスの世界に限った話じゃないと思う。

雇用されてフルタイムで働く身の上でだって、きっと同じこと。

だから私は今日も文章を書くし、「またジャニーズか!」と思いながら、Jr.のnoteを書いている。だって、それが好きなんだもん。

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