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小論文って思想披露の場だよね。

小論文。いろんな社会問題とかについて自分の角度から切り落として論じるもの。推薦型の入試とかでよく使われる。

私は物凄く小論文対策をした、というわけではないのだがいくつか小論文っぽい科目で受験したところがある。

てなわけでバイト(塾)で「◯◯さん小論文教えられるって聞いたんだけど!」と、お願いされてしまい、現在1回目の授業を終えたところである。(小論文教えられる人はどうやら少ないらしい)

で、私は思いました。

小論文って自分の思想披露の場だな、と。

授業を取ってくれている子は勿論入試で使うため授業をとったのだが、私は小論文の書き方について一切教わったことがないし、対策もしたことがない。(1回分くらいは過去問解いたかも)

でも、書くのに苦労したことはない。それはなぜか?

それは、私の思想が強いからである。

私はいろんなテーマに対して独自の意見(思想)を持っている。

例えば大学教育。「大学はモラトリアムとしての意義を見直すべきであり、就職の早期化、大学外部でのガクチカ作り、そして就職予備校の色を強めた学びの専門化は言語道断である。」という思想を持っている。

続いて格差社会。「能力を持つものは『自分の努力で手に入れたもの=自分のために使ってもよい』と考えている(人が多い)が実際はそうではない。頑張れば能力を得られる、頑張れる環境にあったから能力を手に入れられただけである。なのでロールズの無知のヴェールの通り自分がどの階級になっても安心できるようにいいように弱者のために力を使わねばならないと思う。」

ジェンダー。「男女による能力差(体格差、体力差)があることは明白。男女平等の言葉に踊らされてここを同じだと主張している人が多いがそれが物事をややこしくしている。つまり男女差があるのは明白だからトップ層を男女半々に、無理やりでもするべきである(能力が低かったとしても)。なぜならその時点での能力が低いという判断は男基準であるから。(つまり体力勝負の昇進など)一度トップが半々になれば、女性目線での能力評価も可能になるため一度は無理やりにでも女性をトップ層に持ってくるべきである。そして、本当の男女平等は男女半々ではなく、経営者や裁判官や議員が全員女性でも誰も意義を唱えない社会である」

などなどなど。語ろうと思えばまだまだいっぱいある。

てなわけで、思想が強すぎて、何のテーマを出されても文章が書けるのである。ドンピシャで来ることはほぼないけれど一番近そうなトピックの方向に、第一段落とかでぐりぐりして無理やり近づけて、最終段落でまたぐにぐにして問題文を回収する。

私は小論文上達の道は、思想を強めることだと思う。私みたいに思想つよつよ人間だと、思想披露できる場なんてあんまないのでルンルンで小論文書いてしまう。教え子ちゃんにも思想を強めろと言っている。

みなさん、思想を強めて、良い小論文ライフ(?)を。

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