ニュージーランドの高校、学年末試験
皆さんこんにちは!
ニュージーランドは春になり昼間は暖かい日が続いています。多くの子供達は既に半袖を着ていて、お買い物に行っても半袖ばかりが店頭に並んでいます。私のような寒がりは逆に長袖を買い足したくても買えません。
今日は先日、私の娘が学年末試験を受けたのでその事について書こうと思います。娘の学校は学期の途中にある中間や期末テストはテストと呼び、一年習ってきたことのおさらいとしての4学期のテストはExam(イグザム)と呼びます。学校によってはYear9は中学2年生なのでExamがないところもありますが娘の学校ではありました。
試験の教科は英語(日本での国語)、数学、社会、理科の4教科です。4学期目が始まった瞬間、先生から5と6週目にExamがあるよっと言われて帰ってきました。娘は初めてのことで最初は今年習ったことを全て復習しなくてはと気が遠くなっていましたが、授業の中で復習時間を設けてくれたり、学年末試験の2週間位前になると出題される試験の予想問題集が渡されこれをもとに勉強してきてねと言われたみたいです。ただ、それも先生によって違うらしく、社会科の先生は最後まで問題集を渡さず、どこが試験に出るか全く分からない状態だったらしく、多くの子供達は社会科に対してとてもストレスに感じていたみたいです。先生によってもテスト対策に寄り添う先生と勝手に勉強しろというスタンスと分かれるようでした。
テストは一日一教科で4日間ありました。一教科につき2時間。数学は習っていないようなことまで試験に出てかなり難しかったと言っていました。私は子供が小学生の時からずっと思っているのですが、ニュージーランドの人は本当に数学が苦手な人が先生や親世代でも多い気がします。逆に英語は出来るし好きな人が多い様に思います。私は英語は教えてあげられないので自分で頑張ってねという感じで、子供が小学生になった時からとにかく毎日15分は本を読むという習慣を身に着けさせました。低学年時は一日一冊本を読むとしてました、試験ではエッセイを書かなければいけないのが小中学校とは違うところかなと思います。数学は日本のレベルに比べると割と簡単なので、分からない事は私が教えています。文章問題が増えてきているのは日本と同じだと思いました。社会や理科は覚えることが多く、その知識を使った記述問題があるのはこれも日本と変わらないのかと思いました。
今はようやく4日間が終わりホットしています。高校のテストが初めてな9年生達は試験中もとても緊張していた様でクラスルームのどきどきが伝わってきたと言っていました。ペンをおとしたり、貧乏ゆすりをしたり咳払いをしたり落ち着きがなかった様です。
ちなみに学校のスポーツはテスト前も期間もいつも通りあります。娘は今、タッチラグビーの学校のチームに入ってしているのでテスト前でも関係なく試合は放課後ありました。
日本は期末試験は9教科あったり、日ごろの宿題も多いし、放課後の塾通いは普通だと思うと子供達はとても勤勉だなと思います。ニュージーランドは試験も4教科ですし、塾に行っている子も勿論いますが大多数が行っているとは思わないですし、スポーツも通常通りあったり、勉強量は少ないなと思いました。
試験に対しての子供達のストレスや緊張感は変わらないですが。
新しい経験尽くめの高校一年の娘の学校生活は後3週間で終わり、その後は一か月半程の夏休みに入ります。この歳の子供は吸収力がとても強く、急成長し、反抗もし始め、とっつきにくい時もありますが、とにかくエネルギーに満ち溢れていて、そのエネルギーをポジティブに自分の成長の為に使ったらどんな人間になっていくのが今から楽しみで仕方ありません。
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