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未亡人の台所 ♯妄想のカケラ

#97 未亡人の台所

あなたがいたから
美味しいスープを作ろうと
毎日張り切れたのかもしれない…

懐かしくも寂しく
そして、静かに
今はひとりの台所で自分のために
鍋をかき混ぜている

夏至の日の夕暮れはまだまだやってこないけれど
つつがなく終わろうとしている今日の日に
早めの感謝をささげながら
ひとり静かに鍋をかき混ぜている

書く習慣アプリのお題「あなたがいたから」から #詩

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