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【書く習慣Day8】自分と他人は違う人間だから、アドバイス難しいよねって話

いしかわゆきさんの本、『書く習慣』に影響をうけ、書く習慣を身に着けるべく、書くことを1ヶ月続けるチャレンジをしています。


今日のテーマは、「最近怒ったこと」。

では、いってみよー!


怒りの感情が適切に出せないタイプ


わたしは、小さなころから心配性で自分に自信がなかったし、他人の顔色を伺って生きてきた。夜になると、理由のわからないイライラを処理しきれず、ベッドでひとり泣いていた。

まぁまぁ生きづらい人生を送ってきた訳だが、他人に対して怒りの感情を抱いたことはあまりない気がする。

それには、普通は怒るでしょという場面でも、「自分が悪かったからかも」と思ってしまう自己肯定感の低さと、子どもだった自分には何かを変えられる力がなかったから、「もう面倒くさい」とすぐ諦めてしまうようになった部分が関係していると思う。


だけど、こんなわたしが最近、他人に対してイラッとした。


「あんた馬鹿ね」の一言にイラッ


自分の祖母くらいの年齢の人と電話をし、近況などを話していた時のことだ。

久しく話をしていなかったために、電話中、その人のわたしに関する情報が古く、会話がうまく進んでいないことに気がついた。

こりゃ、ある程度自分の近況を明かすしかないかと考えたわたしは、仕事や家庭について話してみた。

主に、仕事を休んでしまい、家庭もうまくいっていないが、自分の回復の為に時間とお金を使いたいから、まだ地元には帰らずここで頑張りたいという内容だったと思う。


そうしたら、「あんた本当馬鹿ね」と言われた。

……は?(幻聴か?)

「何でいつもしんどい方向に行くの。結婚したんなら旦那について行けば済むじゃないの。地元に親も親戚も居るのに、なんで(以下省略)」


その人は、なぜそれほど仕事を頑張るのか、選ばなければ地元にも何でもあるし、旦那にもうちょっと頼れば良いのになどと、電話口でわたしに語りかけた。


正直、自分ごもう少し若かったら、めちゃくちゃ反発していたと思う。

でも、思い出した。
この人、昔からこういうとこあったわ。

そう思ったら、笑えてきた。育った環境も時代も性格もすべて違う者どうし、お互いにわかり合おうとしない限り、わかり合える訳ないのだ。


もちろん、その人はわたしを心配してアドバイスをくれて、「辛かったら地元に帰ってくるんだよ」という気持ちを伝えてくれた訳で、悪い人じゃない。

わたしが勝手に傷ついている部分もあると思うし、素直に気持ちを受け取れなくて申し訳ないくらいだ。ありがとね、いつも。


ただ、ごめん、ひとつだけ言わせてほしい。

良かれと思ってするアドバイスは、あくまで自分の経験に基づくものがほとんどで、自分がうまく行ったからって他人に従わせるべきものではないぞ。


アップデートし続けられる大人になろう


先ほど記した通り、わたしたちは皆、育った環境も時代も性格も違う。だから、たとえ同じ悩みを抱えているとしても、受け止め方や乗り越え方は千差万別なはずだ。

それなのに、「わたしは〇〇をして乗り越えた。だから同じようにしなさい」のような、【わたしはこうして、こうなったから】という、経験則でぶん殴ってくるアドバイスが、未だに世に蔓延っていないか?

もう令和だぞ!いい加減にしろ!!

……とはいえ、わたしももう30代で、同じように、偉そうに若者に向かってへんちくりんなアドバイスをぶちかましているのかもしれない。恐怖だ。

では、どうすれば良いのだろう。

わたしなりにちょっと考えてみたのだが、アドバイスする側は、最低限以下の2点を覚えておいた方が良い気がする。

  • 自分と他人は違う人間である

  • 自分のアドバイスはあくまで自身の経験に基づくもので、他人に従わせるものではない


そして、アドバイスを受ける側は、以下のような心得を持っておくと良いのかな。

  • アドバイスは選んでOK(自分に合いそうなものを取り入れよう)

  • 時には素直にアドバイスを聞いてみる


人も時代も変わるから、新しい価値観の若者と話す時、否定するんじゃなく楽しめるように、常にアップデートできるおばさんになりたいな。



最後に……
エヴァのアスカになら、「アンタ馬鹿ぁ!?」って言われても良い。大歓迎。


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