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GOOD WAR 10.重ねの重ねの重ね


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制作室1、電気がずっとちかちかしている。
この電気のちかちかをわたしは「まどいせん」と呼んでいて、是非ともこの呼び名を広めたいとも思っているのだが、至極個人的な名付けなので全然理解されないし、とうぜん広まらない。

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「オールスターみたいやね」「そりゃ3年目やしなあ」

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さて、伊奈さんとあやこさんでシーン。
伊奈さんはときどき、からだの呪縛から抜け出そうとするみたく、コミカルな動きをする。

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向かい合って、残さんとお話し。「強いと思った人」について。昨日のテキストについて。

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インタビューをコラージュする意味。その説明で、朗くんは子供が描いたたくさんの絵を例に挙げていた。
一つ一つの絵から見えてくるものは、お母さん髪長いんだとか、お父さん大きいとか、家が水色とか、そういう事象。しかしその絵がたくさんたくさん集まった時、その絵たち全体から見えてくるもの、受ける印象は、一枚一枚のそれとはまた違うだろう。
その絵たち全体、つまりそれは「企画展」の「企画」ではないか。
今回は「いい争い」展? 「いい争い」について考えてもらうための企画?

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一年目はわたしと朗くん二人きりで制作して、二年目は綾子さんを加えて三人での制作、そうして今年は出演者四名、協力者の古川さんや、制作の沢さん、美術の辻さんや、府立文芸の技術スタッフのかたがたも。
関わる人数を増やすとはどういうことなのだろうか。
シンプルにちょっとうれしいってのはあるんだけど、このうれしさってのはなんなんだろう。
仲間が増える感じ? いや一様に仲間とは言い切れないが。でも同じ船に乗っている感じっていうのは、あるな、なんだかうれしいな。同じ船に乗ってるんだよね?

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モノローグの重ねの重ねの重ね。
一人一人別個の存在。
それが一瞬、重なっている? 触れ合った? 関わり合った? というように見えたらいい、と朗くん。

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今日は番外編で古川さんもいます。以上。


場所:京都芸術センター 制作室1
日時:2021年1月7日 18:00〜22:00
参加:河井、伊奈、山下、渡辺、古川、田中

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ルサンチカ 『GOOD WAR』

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 「GOOD WAR」には、私たちが「戦争」と聞いて想像する争いと、社会に実際に存在する争いの両方が含まれています。争いに勝った人、争うことをやめた人、これから争う人、争いから逃げる人が剣闘士として登場し、「よい争い」と「わるい争い」の区別がないことを実感しながらも、自分(や自分の周囲)の生活のために争いを行います。
 私たちは生きている限り、これからも誰か(または環境)と戦い続けなければいけません。現時点で戦っていなくても、生きている限りいずれ争いに巻き込まれます。『GOOD WAR』ではそのいずれ行われる争いと、過去にあった争いとの向き合い方を鑑賞者と共に考えるべく演劇作品を上演します。

日時:
2021年2月5日(金)、2月6日(土)
2月5日(金) 19:00
2月6日(土) 11:00/15:00

会場:京都府立文化芸術会館

チケット(発売中)
一般 予約:2,500円 当日:3,000円
U30 予約:2,000円 当日:2,500円
高校生以下:500円
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
発売方法:パスマーケット、当日販売のみ

チケット取り扱い:
オンラインチケット(パスマーケット)→https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012t5m11b5x68.html#detail

構成・演出:河井朗
ドラマトゥルク:田中愛美
出演:伊奈昌宏、諸江翔大朗、山下残、渡辺綾子
美術:辻梨絵子
音響・照明・舞台監督:京都府立文化芸術会館
制作:沢大洋
企画・製作:ルサンチカ
協力:古川雄大、台風クラブ、ARCHIVES PAY
主催:京都府、指定管理者 創、Kyoto演劇フェスティバル実行委員会、ルサンチカ
助成:公益財団法人全国税理士共栄会文化財団、公益財団法人パブリックソース財団、京都府文化活動継続支援補助金

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