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SO LONG GOODBYE 14.実り

2020年2月5日 京都府立文化芸術会館にて


風が強いな。朝から窓の外がびゅうびゅう鳴っていた。
稽古中、ガラス戸から外を見ると霰がまっすぐナナメに降っていた。

劇場で実験。実際に美術を設置してみる。
仕込み中、ふと思う。わたしは手先が不器用だな。子供の頃は器用な方だったはずなのだが。不器用なふりをしているうちに本当に不器用になった気がする。細かな作業をする時、指が硬くなったようににもたもたとしてしまう。頭が制限をかけられているみたいにボーッとしてくる。

ア今日だめだな。ネタバレしないようにと思うと書けることが少ない。
写真をお届けしますので、そちらでお楽しみください。

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舞台でもライブでも、ステージの写真を撮っているときにいつも考えるのは光と影について。わたしは現場の、少し埃っぽいにおいがして、照明がまぶしくて目が開けづらくて、でもしっかり開けて見て痛くて、爆音で内臓がふるえて体の底までびりびりする、体の裏側まで清潔になる感じ、言葉が発せなくなる感じが好き。とりわけ照明の「いやまぶしいな」って感じは好き。だからできるだけ写真でも、照明の「まぶしいな」って感じは残したいタイプです。

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あとは、「生活感を足していく作業」だそう。ラストシーンはどうなるのかな?
公演までのこり4日、がんばりましょう。公演たのしみですね。



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第41回記念Kyoto 演劇フェスティバル
〈U30支援プログラム〉採択作品
ルサンチカ『SO LONG GOOD BYE』

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「人は一日八時間食べてはいられないし、一日八時間飲んでもいられないし、八時間セックスしつづけもできない。八時間続けられるものといえば、それは仕事だ。それこそが人が自分も他の人すべても、こんなに惨めで不幸にする理由なのだ。」

第41回記念Kyoto 演劇フェスティバル
2020年2月9日(日)
ホール開場16:10 / 開演16:30  【※変更ありました。ご確認ください

京都府立文化芸術会館 ホール
【料金】
一般前売:1,000円(当日1,200円)
高校生以下前売:500円(当日700円)


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