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GOOD WAR 23.あの日マスター

諸江さん、しょっぱなからセリフを噛みまくっている。
違うシーンからやるつもりだったので体がそうなっているから、らしい。

「今日伊奈さんいいですね」と朗くん。
綾子さんも「いいですね」と言っている。
「覚悟したんですか」「いや……」「いやしたんですよ」朗くん断定的。
「ええっじゃあ今までの俺なんやったん?」と崩れ落ちる伊奈さん。大袈裟でなく崩れ落ちていた。
「じゃあ変わったのは僕たちですね」
朗くんが言った。

いくつかのシーンをさらって通し。
終えて、朗くんから「GOOD WAR4ピースバンド結成おめでとうございます」「明後日初ライブです」とのお言葉。
なんとなく和やかな雰囲気。
しばしこの話題で盛り上がる。
誰がどのパート? という話になり、残さんが「(伊奈さんと)スタジオで遊びながら色々話してたんやけど……また今度話します」と言った。思わせぶりだ……。

さて、本日で稽古の全日程がおしまい。みなさんお疲れさまでした。
三年間お世話になった洋室Bともしばしのお別れ。ありがとうございました。


明日からは小屋入り。怪我や病気なく最後まで終われますように。


以下、本日の、顔です。

以上です。



出席:河井、伊奈、諸江、山下、渡辺、田中
日時:2021年2月2日
場所:京都府立文化芸術会館


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ルサンチカ 『GOOD WAR』

 「GOOD WAR」には、私たちが「戦争」と聞いて想像する争いと、社会に実際に存在する争いの両方が含まれています。争いに勝った人、争うことをやめた人、これから争う人、争いから逃げる人が剣闘士として登場し、「よい争い」と「わるい争い」の区別がないことを実感しながらも、自分(や自分の周囲)の生活のために争いを行います。
 私たちは生きている限り、これからも誰か(または環境)と戦い続けなければいけません。現時点で戦っていなくても、生きている限りいずれ争いに巻き込まれます。『GOOD WAR』ではそのいずれ行われる争いと、過去にあった争いとの向き合い方を鑑賞者と共に考えるべく演劇作品を上演します。

日時:
2021年2月5日(金)、2月6日(土)
2月5日(金) 19:00
2月6日(土) 11:00/15:00

会場:京都府立文化芸術会館

チケット(発売中)
一般 予約:2,500円 当日:3,000円
U30 予約:2,000円 当日:2,500円
高校生以下:500円
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
発売方法:パスマーケット、当日販売のみ

チケット取り扱い:
オンラインチケット(パスマーケット)→https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012t5m11b5x68.html#detail

構成・演出:河井朗
ドラマトゥルク:田中愛美
出演:伊奈昌宏、諸江翔大朗、山下残、渡辺綾子
美術:辻梨絵子
音響・照明・舞台監督:京都府立文化芸術会館
制作:沢大洋
企画・製作:ルサンチカ
協力:古川雄大、台風クラブ、ARCHIVES PAY
主催:京都府、指定管理者 創、Kyoto演劇フェスティバル実行委員会、ルサンチカ
助成:公益財団法人全国税理士共栄会文化財団、公益財団法人パブリックソース財団、京都府文化活動継続支援補助金




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