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GOOD WAR 26. 8月31日から9月31日へ


12時に集合。
「みなさん体調はいかがですか? 悪くなさそうですね」
朗くんはいつもひとに答える間を与えない。

朗くんはしょっぱなから当日パンフの文章が書きあがらなくて唸っている。昨日の夜は寝たとのこと。睡眠はだいじ。

返し稽古中、なんと残さん本当にマイクスタンドを折ってしまう。見事な伏線回収術。けががなくて何より。

朗くんは、ゲネまでには、と言っていた当パンの文章が書き上がらず、ゲネが終わってもうなにも考えられなさそう。
もういやや、あかん、愛美さんが書いて、いやや、と駄々っ子のようになっている。
なんだかんだ言って、それでもりっぱに書き上げていた。たしか時刻は16時半ごろ、開場までは残り2時間ほど。
沢さんおつかれさまです。沢さんは俄然大忙しのもよう。
わたしも今日とつぜん「受付やってね」的なことを言われ、聞いてないよー! ってかんじだが、黒い服を着てきていてよかった。

ここ数日ずっと舞台上客席にいてそこから芝居を見たりそこで作業したりしているもんで、舞台上客席もすっかり馴染み、ついに違和感がなくなってしまったな。

伊奈さんは楽屋で甘いものを蓄えていました。

わたしは楽屋から移動し、沢さんと並んで受付に座る。
受付に立つと、ひとりひとりの来場がうれしい。心から「ご来場ありがとうございます」と言える。
ドラマトゥルクとして(の仕事では本来ないがそのように思う)最後の仕事というかんじ。
なにより、舞台関係ではない知り合いが来てくれるのがうれしい。

初回公演を終え、お客さまを見送り、楽屋へ戻るといつもよりすこし賑やかだ。この高揚感。
あす2公演でGOOD WARはいったん終了。
それじゃあまたあした。最後までよろしくお願いします。

出席:全員
日時:2021年2月5日
場所:京都府立文化芸術会館


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★公演は終了しました。ご来場いただき誠にありがとうございました!

ルサンチカ 『GOOD WAR』

 「GOOD WAR」には、私たちが「戦争」と聞いて想像する争いと、社会に実際に存在する争いの両方が含まれています。争いに勝った人、争うことをやめた人、これから争う人、争いから逃げる人が剣闘士として登場し、「よい争い」と「わるい争い」の区別がないことを実感しながらも、自分(や自分の周囲)の生活のために争いを行います。
 私たちは生きている限り、これからも誰か(または環境)と戦い続けなければいけません。現時点で戦っていなくても、生きている限りいずれ争いに巻き込まれます。『GOOD WAR』ではそのいずれ行われる争いと、過去にあった争いとの向き合い方を鑑賞者と共に考えるべく演劇作品を上演します。

日時:
2021年2月5日(金)、2月6日(土)
2月5日(金) 19:00
2月6日(土) 11:00/15:00

会場:京都府立文化芸術会館

チケット(発売中)
一般 予約:2,500円 当日:3,000円
U30 予約:2,000円 当日:2,500円
高校生以下:500円
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
発売方法:パスマーケット、当日販売のみ

チケット取り扱い:
オンラインチケット(パスマーケット)→https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012t5m11b5x68.html#detail

構成・演出:河井朗
ドラマトゥルク:田中愛美
出演:伊奈昌宏、諸江翔大朗、山下残、渡辺綾子
美術:辻梨絵子
音響・照明・舞台監督:京都府立文化芸術会館
制作:沢大洋
企画・製作:ルサンチカ
協力:古川雄大、台風クラブ、ARCHIVES PAY
主催:京都府、指定管理者 創、Kyoto演劇フェスティバル実行委員会、ルサンチカ
助成:公益財団法人全国税理士共栄会文化財団、公益財団法人パブリックソース財団、京都府文化活動継続支援補助金


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