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GOOD WAR 2.できたら毛の生えた動物


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本日よりGOOD WAR稽古開始。
まずは歓談からスタート。テーマは最近気になっている話。

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諸江さん、バイクが気になる。どういうものが自分に合うのだろうか。
「まずバイクがない」友人に借りているらしい。「駐輪場もない」これも友人に借りているらしい。諸江さんって友人の多い人だなあ。
綾子さんが「スクーターって椅子の座ってる人が運ばれてるみたい」と言っていた。
伊奈さん、特に思い当たる節がなさそう。家では「画面見てる」。あとはネット。墜落事故は好きなジャンル。「大島てるはうちが該当する。夏場で随分と長いこと臭かったと思ったら隣人が死んでた」。
綾子さん、買い物という行為が嫌い。でも服の情報を入力するという仕事をしていると、街中で見えてくる景色が変わった。どこどこのどういう服だ、みたいなことが自然と入ってくるらしい。
「自分以外のものってもっと知らないもので構成されていると思っていた」
ずっと空は飛びたかった、でもパラセーリングは違ったかな。自分が移動しているという感覚はなかった。それこそスクーターの話のよう。

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次に、争いについてのイメージをあげていく。
諸江さん、「喧嘩」「口論」。最終的にごちゃごちゃしちゃうと争いかな、肉体的にも思想的にも精神的にも、とのこと。
朗くん、「戦争」「喧嘩」。後腐れがないように喧嘩するらしい。後腐れが出てきてしまうと争いになる。後々長引くであろう嫌なものを想像してしまう。
綾子さん、「動物」「野生」。野生には憧れるらしい。
残さん、「運転」「勝ち負け」。運転になった途端気性が荒くなる人、いるいる。
ちなみに朗くんは自転車の運転中など、結構かんたんに中指立っちゃうらしい。対車。「お前は悪だ」と植え付けているようだ。ただし、相手が攻撃を仕掛けてこないことを分かっていてやってる節はある、とのこと。
伊奈さん、「遺産相続」「ビーチフラッグ」。何かを「とろう」としている様子。
皆それぞれ全く違うイメージを持っていて驚く。
わたしは、「怒り」「憎しみ」「スポーツ」「善悪」「正義」「宗教」「土地」「裁判」などが思いつく。争いについて、怒りや憎しみのイメージを抱く人がいないことに驚いた。
でも確かに、怒りや憎しみは「争い」というより「戦い」なのかもしれない。

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聞いていて、争いにも二種類あるのではないかと考えた。
レース(スポーツタイプ)と生命維持。(ネーミングについては正しくない気もする)
レースは、何かを求めてまっすぐ進む印象。相手がどうと言うより自分との勝負という側面が強い? 結果的に憎しみあってしまうこともあるけれどそれは二次的なもの。
一方生命維持は、相手を排除することに重きがあるような?

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続いて、「争いを他の言葉に置き換えるとしたら」?
諸江さんは、「戦い=人数が多い、闘い=タイマンはってる」のイメージ、らしい。
戦いと闘い、あるいは争いの違いについてはわたしもずっと考えていた。言葉からくるイメージが違う。
「戦い」は、目上のもの、格上に対して挑むイメージがある。圧倒的強者に対してというか。ゴジラや巨大勢力など。また、肉体的に争うイメージも。 
「争い」は、小競り合いのイメージ。同じレベルで発生するような。
あるいは、
「争い」には相手の存在を感じる。
「戦い」はわりと自分のものという感じもある。

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次に、「欲しいものはありますか」の質問。
諸江さん、「お金」。お金があるとなんでもできる。
伊奈さん、「ドラムセットはあるといいよなあ」「車」
残さん、「畳」
綾子さん、「(できたら毛のはえた)動物」。でも今は余裕がない。

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最後は「みんなでゲームを作ってプレイする」。
ルールは、かならず勝敗が生まれるもの。
30分ほどの時間で、「ピアノ風伝」というゲームが誕生した。

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自分がイメージしたものをピアノで表現して相手に伝えるゲーム。チーム戦で、ポイントをためてゆく。
ヒントをいくつ言ってもいいが、相手チームに先に答えられてしまっては自チームにポイントが入らない。
シンプルなゲームだが、これが意外と熱中してしまう。たのしい。正解するとうれしいし誰かに当てられると悔しい。

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みんなそれぞれ演奏をして、当てっこして、今日の稽古は終了。
質問に対する答えとか、テーマのチョイスで人柄が見える初日となった。

今日から毎日、出席メンバーのバストアップ写真を撮ってみようと思う。
特になんの工夫もなく、証明写真のような、マグショットのような。
メンバーには特になにも言っていないので、どんな顔・ポーズをするかは各自の自由です。

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以上。


日時 12月1日(火)
出席 河井、伊奈、諸江、山下、渡辺、田中
場所 京都府立文化芸術会館

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ルサンチカ 『GOOD WAR

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 「GOOD WAR」には、私たちが「戦争」と聞いて想像する争いと、社会に実際に存在する争いの両方が含まれています。争いに勝った人、争うことをやめた人、これから争う人、争いから逃げる人が剣闘士として登場し、「よい争い」と「わるい争い」の区別がないことを実感しながらも、自分(や自分の周囲)の生活のために争いを行います。
 私たちは生きている限り、これからも誰か(または環境)と戦い続けなければいけません。現時点で戦っていなくても、生きている限りいずれ争いに巻き込まれます。『GOOD WAR』ではそのいずれ行われる争いと、過去にあった争いとの向き合い方を鑑賞者と共に考えるべく演劇作品を上演します。

日時:
2021年2月5日(金)、2月6日(土)
2月5日(金) 19:00
2月6日(土) 11:00/15:00

会場:京都府立文化芸術会館

チケット(発売中)
一般 予約:2,500円 当日:3,000円
U30 予約:2,000円 当日:2,500円
高校生以下:500円
※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
発売方法:パスマーケット、当日販売のみ

チケット取り扱い:
オンラインチケット(パスマーケット)→https://passmarket.yahoo.co.jp/event/show/detail/012t5m11b5x68.html#detail

構成・演出:河井朗
ドラマトゥルク:田中愛美
出演:伊奈昌宏、諸江翔大朗、山下残、渡辺綾子
美術:辻梨絵子
音響・照明・舞台監督:京都府立文化芸術会館
制作:沢大洋
企画・製作:ルサンチカ
協力:古川雄大、台風クラブ、ARCHIVES PAY
主催:京都府、指定管理者 創、Kyoto演劇フェスティバル実行委員会、ルサンチカ
助成:公益財団法人全国税理士共栄会文化財団、公益財団法人パブリックソース財団、京都府文化活動継続支援補助金


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