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マーケっぽい日記と、iPadの話と、10年前の諦めた夢をもう一度目指したい話

※これから書くのは作品ではなく、私の近況や思ったことのメモなのでおもしろくないと思います。ひまな人はどうぞ立ち寄って読んでいただけたらうれしいです。

インスタを始めた理由と、なぜ楽しいかという話

去年末から思い立ってインスタを始めました。もともとプライベートのアカウントは持っていたけど本当にリアルな友達しか繋がっていない鍵垢。創作用にもう一つ作ろうとは思っていたんだけどなぜかやる気が出なくて、やっと重い腰を上げて運用を開始しました。まだちょーー手探りなんだけど、今すごく楽しいです。何が楽しいって、私のマーケ感覚にすごく合ってるツールだから。

知っている方もいるかもだけど私はずっとマーケティング畑にいて、数字を分析して改善するのがもはや趣味です。PDCA回すの大好き。ただ、創作とマーケティングはどこか切り離していたい自分がいて、たとえばnoteなら「投稿時間は!」とか「編集にピックアップされるためにこうしよう!」とか、あんまり考えたくなかったんですよね。でも、もちろん待ってるだけじゃ誰にも読んでもらえないのは分かってて。何か行動しなきゃ…っていう思いはベースにありました。

数あるツールの中でなぜインスタを選んだかというと、単純にインスタが好きだったし、多分これからもユーザーが増えそうだと思ったから。コロナで企業アカウントが増えたこともあるし、それに引っ張られて今まで使っていなかった層が流入してさらに増えるだろうという予想。

インスタ運用の裏側

インスタをちゃんと運用するにあたって、似たようなアカウントや参考になりそうなアカウントを探しました。最初に目をつけたのは、いわゆる「ミニブログ系」「メディア系」のアカウント。画像に文字が入っていて、暮らしのことやOLのお金の使い方を公開する、みたいなやつです。よく観察してるとこの人たちはインスタグラマーでもあり、アフィリエイターだなと。フォロワーを増やしつつ、マネタイズもできてる。私自身はマネタイズしたいわけではなかったけどSEOメディア運営の経験があったので、なんとなく彼らの“やり方”が透けて見える感じがしたんです。

彼らは短期間で、かつズルをせずに優良なフォロワーを獲得し、高いエンゲージメントを維持してることも分かりました。インスタとSEOメディアは似てるなって思ってたけど最大の違いはここで、SNSだから当たり前なんだけど、集客しながらユーザーと濃いコミュニケーションをとることができている。

多分ツイッターも他のSNSも全部同じことなんだけど、個人的な感覚でいうとインスタの変数が一番分かりやすくて改善のしがいがあります。変数が多いからこそ大変なんだけど、ABテストは大好きなので問題なし。

一方で、私みたいな言葉や詩、エッセイをメインに投稿しているアカウントはまぁ少なくはないけど、それを読みたい人の母数には限界がありそうだなと感じました。多分、現状でMAX10〜15万人くらい。それでも十分だけど。で、どんなのが人気なのかな〜と思って観察してると、中高生が書いてるポエムみたいなのが多かったです。年齢層が結構低く、同世代の「あるある!」ていう共感を引き出すようなやつ。

ここが私が今結構悩んでいるところで、私が読んでほしいと思ってる「私の作品」を発信したいけど、多分求められているのとは少しずれてるかな…と。でも多分、ある程度のフォロワー数に達するまでは求められているものを書くのが正解。そういう書き方をしたことって今まであんまりなかったので、今それを試行錯誤中です。でも逆に、「大人の読み物」みたいなアカウントはほぼないから狙い目っちゃ狙い目かも。

iPadとApple Pencilを手に入れた

もういっこ、最近iPadとApple Pencilを手に入れました。最初はiPadだけ、外出先で執筆したいとき用に買いました。なので、別で持ち運べるキーボードなども買う予定だったのだけど、iPadが今すごい人気で予約注文しかできなくて、手元に届くまでに1ヶ月とかあったんですね。その間、なんだかApple Pencilも気になってきて、キーボードより先に買ってしまいました。(むしろキーボード買ってない)

正直今までiPadって、iPhoneとMacの中間、くらいの認識でいたんですよね。でも実際使ったり調べたりしてるうちに、iPhoneやMacとは全く別の独立したものであることに気づき、可能性は無限大だと思いました。特にApple pencilがあると絵が描けるのが大きいです。Procreateというちょう優良なおえかきアプリをインストールし、今ひたすら描くのに夢中です。

10年前の夢を思い出した

私は10年前、絵本作家を目指していました。今では文章を書くのが好きだという自覚があるけど当時はまだなく、絵を描く方が好きでした。好きなのに苦手でした。なぜなら頭の中で思い描いてたことを忠実に再現できないことが苦しかったからです。実際手を動かして絵を描いていくと、思いがけない発見や偶然が起こって当初描こうとしていた絵じゃなくなるのって、普通のことだと思うんです。それを楽しめたらよかったんだけど、当時の私にはできなかった。あと単純に画材代がかさむのが苦だったな。水彩やアクリル絵の具、紙の他、私の作品はビーズやリボンなどの手芸道具も多用してたので余計に。しかもさっき書いた通り「作ってみたら思ってたのと違う」ってことが多くて、せっかく買った材料が無駄になったり…も多かったです。

今思えばその頃からデジタルに移行してればよかったけど(イラレやフォトショで絵本を作る授業もあったし)、そのときはアナログにすごくこだわっていて。そうやって絵で苦しんでいるときに、尊敬している教授に「君は文章を書く方が向いてる」と言っていただき、救われました。文章を書くのが好きだってことを自覚した瞬間に、絵を描くより楽しくなったから。

社会人になって2年くらいは諦められず絵をときどき描いていたけど、まぁ結果から言うと諦めたんですよね。好きなのと向いてるものは違うんだ、って気づいて、私は得意な文章で生きていこうと。でもときどき世界堂に行っては画材コーナーを物色したり、諦めたはずなのに色鉛筆を買っちゃったりと、本当の意味では諦められていなかったのかも。

で、話はiPadに戻って。iPadってこんなに絵を描けるんだ!って知ってから今まで忘れてた絵を描きたい欲がめちゃくちゃ復活したんです。何よりデジタルだから、画材も必要ないし出先でもどこでも思い立ったときにすぐに描ける(絵の具は外で出せない 涙)。必要なものはもう全部手に入れた。iPad、Apple pencil、Procreate、絵を描きたい気持ち。これだけでもう十分。

でももちろん文章を書くことも大好きだから、これからも書いていきたいな…とか考えていたら、はて?と思ったんです。絵と文章、どっちも描けばいい。それって、絵本じゃない?それって、私がずっとやりたかったことじゃない?と。10年かけて遠回りして、私が本当にやりたかったことに戻ってきました。

絵本といっても子ども向けの絵本ではなくて、私が自分で「大人絵本」と名付けたものです。私のプロフィールにある「エッセイと小説と幻想を混ぜて、ほんのちょっとスパイスを入れて、きらきらの細かい星を散りばめた文章を書きます。 真夜中にこっそり香りますように。」これが大人絵本の概念に近いです。(伝われ…!)大人が現実と幻想の隙間を泳ぐ瞬間を、星を煌めかせるように書けたらな。これまで文章だけで表現できていたことに絵も加わったら最強じゃない?

最後に

飽き性の私だからこれもどこまで続くかわからないけど、今やりたいことを我慢しないでやっていけたらいいな。絵もインスタもまだまだ試行錯誤中なので納得いく形にはほど遠いけど、ときどき見に来てくれたらうれしいです。

私のインスタ



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