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私の英語多読遍歴87:Boy: Tales of Childhood

ロアルド・ダールの子供時代の回想録です。

ダールの作品は好きで、児童書として出ている本は大体読んでいると思います。しっちゃかめっちゃか具合が突き抜けているところがお気に入り。本書はその作者であるロアルド・ダールが自分の子供時代を振り返って書いた話で、(たぶん)全部実話です。

当時はあたりまえのように行われていた杖でのお尻叩きの話や、毎年夏に家族総出でイギリスからノルウェーまで行った旅の話、寄宿学校での生活、後の作品に生かされたであろうたくさんの思い出が短いエピソードにまとまっています。なかには「チャーリーとチョコレート工場」を思いつくきっかけになった話などもあり、面白かったです。彼ならではの観察眼とユーモアが随所にあって、ただの思い出話では終わらないところはさすが。

ロアルド・ダールが好きなら読んでみる価値あり。英語はロアルド・ダール作品が読めるなら問題なく読めます。想像上の生き物だの造語だのがなく、かつ普通に現実の話をしているので作品よりも読みやすいかもしれません。ひとつひとつのエピソードは短く、複雑な話もないので軽く読める本としておすすめです。

以上、「Boy: Tales of Childhood」でした。

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