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息抜きに、散文を書いています。内容は日々の些細なこと。夫と小学3年生の息子と3人暮らし…

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息抜きに、散文を書いています。内容は日々の些細なこと。夫と小学3年生の息子と3人暮らし。横浜市在住、都内に通勤する会社員です。

最近の記事

新一年生の1ヶ月

この4月、息子は小学生になった。入学式を前に、1日から学童にも入所し、学校に学童に、新しい場所に無事に馴染めるのかドキドキの1ヶ月が瞬く間に過ぎた。 ### 最初の数日は、同じ保育園だった子の話ばかりだったが、入学して1週間で前後左右の友だちの名前が会話に登場。 今週は学童の上級生の名前もちらほら。遊んでもらっている中で名前を覚えているようだから、きっとみんな優しくしてくれているだろう。 ### 学校の楽しみといえば給食。中でもカレーが出る日は指折り数えて楽しみにして

    • 連休のつれづれ

      「みてみて、こおり!」 連休二日目の朝、息子は嬉しそうに薄い氷の破片を見せた。前の晩、たらいに水を張って外に出しておいたのだ。 連休初日に近所の自然公園に散歩に行った時、夏は水遊びが出来るくらいの浅い水路がスケートリンクのように凍っていた。厚みは1cm近くあっただろう。この辺りではそれほど凍ることは珍しいので、家族連れが入れ替わり立ち替わり氷に足を乗せてみたり、板状に割ってみたり、思い思いに楽しんでいた。 家からそう遠くない公園なので、自宅の庭でも氷になるんじゃないか、と思い

      • 好きな花はなあに

        年の瀬、昨日仕事納めをし、今日から正月休み。 夫はまだ仕事なので、息子と2人で買い物へ行く。今年は母方の祖母が亡くなり喪中なので松飾りをしないが、それでも何もないのは寂しいので花だけ飾ることにした。 好きな花はなあに、と、息子によく聞かれる。すごく難しい質問だ。好きな食べ物を選ぶより難しい。到底選べない。 でも答えないわけにもいかないので、季節によって気分によって、そのときどきでいいな、と思った花を答えている。 そのときの気分で答える、は、実は息子の真似だ。息子に好きな食べ

        • チョキくんのこと

          就寝前、部屋の明かりを消す直前のことだった。 私の膝に座ってくつろいでいた5歳の息子が、唐突に「今日ザリガニ死んじゃったんだよ!」と、嬉々として話し始めた。 そのザリガニは夏になる前の頃、保育園の先生の誰かが持ってきてくれ、教室で飼われていた。チョキくんと名付けられ、子どもたちが代わりばんこに餌やりをしたり、同様に先生が採ってきたクワガタと並んで可愛がられていた。 死んでしまったというので、それじゃあお空に帰ったんだね、と返した。 そうすると勢いよく「違うよ、園長先生のお

        新一年生の1ヶ月

          4月23日 晴れ

          平日のうち、週3日出勤し、週2日在宅で細々と仕事をしている。 家にいるのに仕事をしており、一定時間構ってもらえないので、息子は腑に落ちない様子で徐々に機嫌が悪くなる。 些細なことで怒り、叫んだり泣いたりすることもしばしばだ。片付けをしないことを咎めたら、拗ねて部屋の隅に頭だけ隠していた。最大限の抗議。 いつもと同じ、ではないのだ。家にいるあいだは極力普段通りに過ごしているので、ときどき忘れそうになるが、いつもと違うからそれぞれにストレスが溜まっている。そのことを理解しておか

          4月23日 晴れ

          4月7日 薄曇り

          急遽今日だけ仕事が休みになり、息子も保育園を休ませた。 登園して友達と遊びたがるかと思ったが、休めることの方が嬉しいようだった。 夫は仕事だったので、久しぶりに二人きりの休日。二人で休みの日は近くの実家に遊びに行くことが多いが、両親は共に六十代なので先月から念のため訪問を控えている。 夜、母に電話をしたときに、息子が「しんがたコロナウイルスがね」と淀みなく言うものだから、電話口の母と、普段リアクションの薄い父までが笑い転げていた。 (保育園は本当にいろんなことを教えてくれる

          4月7日 薄曇り

          3月28日 薄日

          今週5歳の誕生日だった息子の誕生日会。家族3人のささやかなパーティー。でもそれを息子は何週間も前から楽しみにしていたのを、知っている。私と夫の休みを何度も確認し、祖母からの誘いを断り(3人でお誕生日会だから、遊びに行くのはまた今度ね、と言っていた)、毎日カレンダーを見て指折り数えていた。大げさなパーティでなくても、ケーキがあってろうそくを吹き消すことができて、好きなメニュー(今年はオムライスだった)を食べられて、家族で過ごす、それだけで満たされているの目の当たりにして、ああな

          3月28日 薄日

          3月23日

          新宿区某所、六分咲き。中央区某所、五分咲き。横浜市我が家の近所、三分咲き。 仕事で行った小学校の、2階の廊下の窓のすぐ外に桜の枝。休校中で廊下は照明が消されてしんと薄暗かったが、ソメイヨシノの薄桃が廊下を照らすようにほころんでいた。 明日明後日と登校日だそうだ。街中を覆う灰色の薄いベールのような不安の中で、今年も変わらず咲く桜が子どもたちを優しく迎えてくれますように。

          3月23日

          3月22日

          庭のプランターに植えていたチューリップが咲いた。最初に咲いたのは赤。11月の終わりに植え、1月に発芽してから、まだかまだかと心待ちにしていた人は、うっとりと咲いたばかりのチューリップを眺めていた。 良い天気だったが、人が多いところに出かけるのは憚られるので、この週末は家中を掃除していた。先週はお菓子やらなんやら、料理をずっとしていた。来週は息子の誕生日会をする予定。

          3月22日