まずはスタートラインに立たせてもらうこと。
20代の時に私にのしかかった言葉
「お前は美人でもないし、ブスでもないんだよな」
当時は女優さんを目指していた私にとって露頭に迷う言葉でした。
いわばキャラがない…凡人…
結構な規模の大手劇団のオーディションで合格して選ばれた理由。
「ここで芝居出来るなら脱ぎます」って言葉に本気度が見えたから。との事だった。
でもその劇団員の半分は芸人さんで構成されていて、脱いで笑いの取れる女芸人さんは他にいたし、この劇団では脱いで面白い以外に脱ぐ場面なんて一つもなかった。
配役オーディションの時に自分がどの役を選べばいいかわからない時があった。
演出家さんに相談すると、女の子で一番いい役は悪役のボス、そしてその取り巻きの役だけど、お前にあってるのは主役グループの中に一人だけいる女の子の役かもな。
きっとそれしか出来ないだろうし…と言われた。
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