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母と地元の海が見えるホテルに泊まった話。

ベットから体を起こすと、窓からまだ薄暗い海が見える。
窓辺で、海がだんだんと明るくなるのを眺めながら、コーヒーを飲む。

理想の暮らしは?って聞かれたら、たぶんこう答える。
小さい頃から海辺で暮らしていた私にとって、海はとっても特別なものだ。
そんな理想の朝を、忙しなかった2020年の最後に過ごせて本当によかった。

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今年の年末は、地元に帰ったものの、実家にお泊まりは控えることになった。こんなご時世だから仕方が無い。でも海は見たいな、と思ったのと母が「会いたい」と泣くので(実家は相変わらず問題だらけ)、初めて、母と2人でホテルに泊まった。

大好きな葉山の、ずっと気になっていた「うみのホテル」さん。
マリンテイストで可愛くて、「海辺の街」を絵に描いたようなロビーやラウンジに、テンションが上がりぱなし。

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素泊まりプランだったけれど、1階のカフェでお食事できるから不自由なし。海辺らしく、海鮮丼をいただきました♡

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お部屋からは朝の富士山も見れて、幸せな気持ちになりました。
大好きなティファニーブルーの壁紙とアメニティたち…!最高。

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「ここに住みたいな」「毎日居たいな」って思えるお部屋でした。
大好きな葉山で海を見る生活。いつか、絶対に叶えたい。

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今回は初めての母娘旅。いつもは妹がいるので、なかなか2人ってなくて新鮮だったな。あんまり深い話とかはしていないのだけど、何も言わずに「あなたが思った通りに」って応援してくれるのはありがたい。

一時期の私は、母の期待や心の拠り所になっているのが不安で、「こども(私)が大人を支えられるわけないでしょ!と思いながら一緒に居た時もあったけれど。

離れてみて、家庭を持って、初めて母の苦労がわかるし、子どもが支えであったからこそ頑張ってきてくれてたんだな、というのもちょっとずつわかってきた。

しっかりしなきゃ、とずっと思ってたけれど、母は私が弱いことなんてお見通しで、(じゃあなんでそんな頼るんだ、とも思うけれど笑)でもやっぱり今はわたしは大のおとなで、これから両親を支える立場になるんだなと感じる。

なんだか母娘ってやっぱり女同士で一番近い同性だからこそ、色々と呪縛があるのだけど、なんていうのかな、前よりちょっと俯瞰的に、母目線も理解できるようになってきた気がする。(本当に理解できるのは、きっと私も母になってからだ)

海辺の暮らしが好き、母との関係、ホテル紹介ととっちらかってしまったのだけど。確実に、安心できるところがあるのはいいことだよね。ということ。

なんだかんだ、嫌いになれずに大好きなんだ。
海以外はなんにもなくてつまらない(と思ってた)地元、
(問題だらけだけど愛すべき)実家、
(関係に苦労したことも多い、けど味方でいてくれる)両親。
わたしのルーツ。やっぱり嫌いになれないね。

今年は、わたしも大人になったので、素直に好きと言えるようになりたい。



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