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世界に恋した、異国の夜。

息がしやすい。

半年前、初めてバンコクに来たときに思った感想はシンプルだった。

その頃のわたしはだいぶ精神的にまいっていて。周りの全てを気にして、見えない「普通」に雁字搦めになって、とにかく辛くてちゃんと出来ない自分が嫌でたまらなかった。息がつまって苦しくて毎日気持ち悪かった。

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でもここバンコクは、すごくすごく、息がしやすかったのだ。
異文化全てが刺激的だった。感情なんてなくなりかけて、自分を責め続けていたのに、急に視界がひらけた。鮮やかだった。

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コンビニの店員は座ってお喋り、マッサージの呼び込みのお姉さんはyoutubeを見てケラケラ笑ってる。バイクは好き勝手に走っていて。トイレットペーパーは便器の中に捨てちゃいけなくて。

そんな非日常で(日本では)非常識な全てがキラキラして見えた。普通なんてない、その全部で教えてくれた。ぶっ壊してくれた、暑くて蒸してギラついてるバンコクの夜に、わたしは恋しちゃったのだ。そう、あの世界の輝きは、まるで恋だった。

縛られていた「普通」って、一体なんだろう。
こうでないといけないとか、これは非常識とか、珍しいとか。

日本は狭い国で、もちろんその文化や食や季節など大好きであるのだけど、「みんなと同じ」を好んで、「テンプレート」みたいな人生が正しいとされてしまって。

でもね、全然いいんだ。ちょっと海を越えて、飛行機で7時間。
ここには全然違う世界が広がっている。日々の常識や普通なんて、ここでは関係ないし、違ったって、全然いいんだ。

ちょっと今が辛い人は、少しだけ休んで、できれば海外に行ってみるといいんじゃないかな、とおもう。それは逃げでもなんでもないし、人生って、意外となんとかなるものだから。






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