忘れられない潔い人

色んな人の「お詫びする」シーンを見た
わたしはどうしても忘れられない人がいる

「宮崎謙介」元国会議員

やったことはそれは許されない最悪な行為
しかし、彼は議員辞職をした時の姿に
「けじめをきちんとつける人」だと思った

彼は議場に向かい深々と頭を下げ
国会議事堂を後にした

「すごいな」と思いました
私はこれが出来るか・・・

私がこの彼の姿が忘れられない理由は
自分が彼の様に
お詫びをしなければならないような事が起こったら
「私もこうやって頭を下げよう」と決めたからだ

逃げ出したい、恥ずかしい、もうやめてくれ!と
ドロドロな状態で頭を下げている事が想像できる
だから、潔さを感じた

自分のやった事がどれだけ恥ずかしい事なのかを
自分が恥をかくことで、自分を痛めつける事で
彼はこの痛みが
これが当たり前の制裁だと言っているようだった

芸能人やお笑い芸人は
笑い話にし話をはぐらかすか、笑ってごまかす

「妻にこってり絞られました」
「次は無いと思えと鬼のように・・・」
と妻から叱られたと話を持って行き
「もう裁判は終わり判決は受けております」
という流れを作るずるい人もいる

でも宮崎謙介は
一度も笑わずにインタビューに答えていた
だから彼は今、また表に出て来れるようになったと思う
彼もメンタルはズタズタだったと想像できます

国会議員は体が弱い人が多い
何かあれば入院するか自宅療養する

ちまたの患者がベットが空かず
入院や手術待ちをさせられる事も多い中で
国会議員はすぐに入院が出来る
これも議員の特権だと思う

叩かれれば誰だってメンタルは弱くなり
その影響で体にさえ不調が表れてくる
それは仕方がない

しかし、私は思うのです
それでも何かしらの対応は出来たはず。。。

例えばお店
会社や飲食店にクレームがあり、
それをTVが報道し、人々が怒りを表す中で
お詫びをせずにいられる会社などありません

FAX、文章、代理、弁護士を通して
なんらかの方法で悪いと思っている気持ちを
伝えている
それが法人としての社会への対応であり
お客様への誠意だと考えるからでしょう

人の責任感、価値観や正義感は
順調な時は誰だって正しく働き、うまく発揮する

しかし、どん底な状態で同じことが出来るかと考えると
出来ない人が多いでしょう
どん底の状態で責任感、正義感、価値観を正しく行使できる事
それがメンタルの強さであり、
その人の人間性だと思います

そういえば、
表に出ても悪いとはまったく思っていない事がわかってしまった
「ささやき女将」の会見もあった。。。
それは例外



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