ゆる~く「海外移住」について考える
コロナのこの時期に何を言ってるんだ、とお思いでしょうが、なんというか、普段からこんな事ばっかり考えてるんでご了承願いたい。
そして、これは軽~いコラム。軽~い気持ちで読んで頂けたら、と思います。特に、これといった耳より情報等はないです。ほら、題名にもゆる~くって入れたし…ね。
私は今、カナダのトロントに住んでいます。しばらくはここに住むつもりですが、老後をどうするかは未定。
パートナーは根っからの日本ファン。「日本に住むことが人生の夢」とも言っている。
私は「外国に住むってどんな感じかな、海外に一度住んでみたい」と言って、日本を飛び出して来たので、なんだか面白い。
彼はまだ、ワーキングホリデービザが使えるので、そのうち日本に行くことになるだろう。その時、私も一年間帰ると思う。
でも私にとって、その一年を有効的に使える手段が、考えた所あまりない。一年あったら、どこかの国に短期留学もいいかな、ヨガのインストラクターの資格取ってみたいな、日本語教師の勉強もいいな、なんて夢は広がる。
実は、こんな事もあった。カナダの永住権を申請する間際、時々ベビーシッターをしていた家族が、かねてより大好きだったという日本に引っ越すという事を決めた。
「お互い、住む場所を交換こしたみたいだね」と笑い合った思い出。
老後はどこに住む?
トロントで5年目。相変わらずこの街は好きだ。でもよく話すのが「老後は暖かい国で暮らしたい」
カナダの中でも、トロントはあまり寒くない、雪も積もらない、と言われているのですが
私達はウィンタースポーツもしないし、冬は時々凍結があって滑る滑る。年老いてくると危ない。私達の楽しめる冬の娯楽が少ない。
じゃあ、どこに引っ越したいか、というと、
私→台湾 彼→日本
この戦いの決着は着きそうにありません…お互い譲らず。
あ、でも暖かい国といいつつ、ずっと常夏!というより、少し四季がある国が理想。たまにコートを着込んで「さむ~い」って言いたい。贅沢かしら。
あとは、やっぱりカナダと日本はちょっと遠すぎる。
家族が日本にいるので、日本から数時間で帰れる国、というのがやっぱり良い。
それから食!私たちは食べ慣れた”美味しい”アジアご飯がやっぱり好き。あと、コンビニがあったり、と利便性が最高。
今住んでいる地域が湖しかなくて、海の幸が乏しいので、シーフードをたんと食べれる生活が理想。
大人になると、肉より魚が食べたくなる、って聞く…というより、既に魚を欲している私の胃袋…。(タコのレシピとか見るとあぁもうダメ…と、なります)
お金がかかる
ある日、トロントに住んでる日本人の知り合いが、夏はここ、秋は日本、冬はハワイで、春にもう一回日本…みたいな老後いいよね、と夢を語っていました。
なんだそれ、最高のやつだな(ハワイ行ったことないけど)と思います。
ただ、そうした暮らしってお金がかかるし、庶民の私には営めそうにありません。
それから、精神的にちょっと落ち着かないかな、なんて思ってしまう。
精神的に落ち着かない、と言えば、
私は、キャンピングカーでの暮らしを一年ぐらい試しにやってみたいと思っているのだが、パートナーは「嫌。心落ち着かない。三日、Airbnbで試したらいいんじゃない?」と後ろ向き。いや、「三日やろう」って言ってるから前向きなのか?
引っ越しにお金がかかるのと同じように、国をまたいだ移住はお金がかかる。荷物の整理や、家のメンテナンス‥あと、面倒な書類も。
言語のバリア
このnoteでもお見掛けするが、様々な国を点々として暮らしている方って結構いらっしゃる。
今、カナダに来て思うのだが、英語をある程度喋れるようになると、どこでも暮らしていけるんじゃないか?という変な自信がみなぎる。
この気持ちは、海外旅行へのハードルの高さと同じ。
以前、NYに旅行した時に思ったのだが、友達と「あ、じゃあNY行っちゃう?」みたいな気軽さがある。(陸続きだから、もある)
日本で暮らしていた時は、海外旅行ってもっと、一大イベント!みたいな緊張感があった。
色々な国で住んでいる人々は、バイリンガルならぬ、マルチリンガルだったりもするので、言語で足踏みする事がないんだろう。
働き口
手に職がある、って事も大事ですよね。生きていく為に、稼がなきゃだし。大金持ちとかだといいのだけれど。(あ、またお金の話…)
でも、それより、私は、働くことは生きる事。学び続けることも生きる事。というスタンス。
日本で一つ目の園を退職した時に、ちょっと休もうと、ニートになった事がありましたが、私は数週間で飽きました。
ちょっと、何もしない、という事が性に合わないタイプなのだと思います。
リゾートでのんびり、とかも苦手です。
今の時代は、パソコン一台でどこでもお仕事が出来る方々、多いですよね。「生きる場所を選ばない」という面で、とても羨ましいです。
コロナによって、出勤しなくても良い、という新しい常識が生まれたりもしましたよね。
家族の気持ち
忘れてはいけない、残された家族の気持ち。うちの母は、いまだに「親を捨てた子」なんて冗談半分に言ってくるが、反対されるご家族、私は結構多いのではと思う。
そんな母、私が一人旅をしていた頃、知り合いに「年頃の娘さんを一人で海外に行かせて心配じゃないんです?」みたいに聞かれたことも少なくなかったらしいが、
「心配ですが、心配した所でどうしようもないんですよね。行くのは彼女だし。彼女、もう大人なんで」
と返していたらしい。きっと、今も、こうした事言われているんだろうなぁ。
よく、「ワーホリに行ってみたいけど、親が反対するんです」なんて意見を目にするが、大人だったら自分の責任。金銭的に援助してもらうなどの負い目がないのならば、行ってみたらいい、と、思っている。
もちろん、説得後、お互い納得出来たら素晴らしい。
反対する親御さんは将来「あんなに行きたかったのに私は諦めた」みたいな、生涯に渡る恨みを買うこともありそう。
私が好きな言葉がこちら。
「あなたは私が産んだけれど、私のものではない。あなたは世界に育てられている。あなたは世界で生きている。」
(これ、今調べてみたけど、なんの話だったかな、多分間違えて覚えていていて検索に引っかからなかった。すいません。)
そういえば、冒頭でお話した、日本に引っ越して行ったご家族。
ご主人は日系2世さんだったのだが、たまたまお会いした彼のお母さまに「彼らが日本に行ってしまうと、寂しくなるんじゃないですか」と尋ねた所、
「いいのよ、ほら、私も日本を飛び出して来た人だから」と笑われた。
親が去った国に、息子一家が引っ越して行く、面白いな、と感慨深かった。
子どもを連れて
これまで、あまり気にかけた事はなかったのだが、Twitterやnoteを始めて、お子さんを連れて、というより子育て、教育環境の為に移住する家族をよく目にするようになった。
私は保育士なので、国ごとの保育事情は気になるところである。
国民性ともいえるのか?教育理念で言えば、例えば日本は礼儀正しい、時間に正確、協調性、disciplineさがあると思う。このdisciplineは自制心、しつけ、鍛錬、というように訳されるようだ。この言葉は日本の特徴をよくとらえていると思う。
カナダで暮らしていると、想像力、大らかさ、独立心、意欲、チャレンジ精神なんかを強くするような教育が行われていると実感する。国民の自尊心も高いように思う。
こうした教育理念に加え、教育の質、住民の子育てに対する理解、治安、政策、住環境、diversityなど気になる点は多いだろう。
ちなみに、私のパートナーは高校の途中まで台湾で暮らした後、カナダにやって来たので、いつも、欧米とアジアの教育理念を足して二で割った位が丁度いい、と話している。
海外移住や北米の教育理念なんかを話すと、出羽守だとか言われがちであるが、カナダの教育は一度、授業に付いていけなくなった生徒に対し、日本の様に手厚いサポートが乏しく、結果的に留年、その後、退学を選ぶ学生が多くいたりと、問題も多くある。
ビザの話
外国に住むとなると、最終的に(もしくは、最初の難関)手にいれ無くてはいけないものがビザである。
永住権や市民権を取得しないのであれば、その国に長期で滞在するには何かしらのが証書が必要だ。
まとめ
私の心のグダグダを最後まで読んでくださりありがとうございました。
色々言っておいてなんですが、「パーフェクトな国なんてない」というのが移住組の口癖あるある、だったりします。
それでも、自分に合った国や地域を選んで暮らすことって、生活を豊かにしてくれますよね。
私はnoteやTwitterを通じて、色々な国で暮らす移住者の方の暮らしを見聞きし、こっそり勉強、今後の参考にさせて頂いております!
あと、旅、したいですよねぇ。旅をして、この土地、住みたいな、と思える場所に巡り合えたら最高…
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