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3月「セントパトリックスデー」と「世界ダウン症の日」などの話

すっかり過ぎてしまったが、3月17日はSt. Patrick's Dayであった。noteでも取り上げている方々が。

ついこないだ、サマータイムが始まったり、イベント尽くしである。

さて、このセントパトリックスデー。

歴史については上のサイトに詳しく載っているので、読んで頂いたらより一層理解出来ると思うので割愛。

街では大人たちが飲んではしゃぐ日。アイルランドの伝統食を頂いたり、緑のビールを飲んだりする。これは以前、職場の保育園で親御さんから差し入れに頂いた緑のカップケーキ。(毎度、写真が雑)このカップケーキ屋さん、流行り?のお店だったらしく、同僚は「あ~♡ナントカのだ~!食べたいと思ってた~」と喜んでいた。個人的には、誠に申し上げ辛いが、カップケーキってちょっと仲良くなれない北米フード暫定一位である。理由は、スポンジケーキの上の部分がほぼ砂糖だからである。甘さと量、半分でいいのに…

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トロントでは例年、パレードもあったりして大々的にお祝いする。サイトにもあるように、1ドルストアには緑のあれこれが棚一面に並ぶ。

この時期、のカツラや靴下、Tシャツ、ネックレス、サングラスなど盛り沢山。そして、shamrockと呼ばれる3つの葉の植物モチーフ(クローバーと言ってはいけない、いけなくはないが、「shamrock」と訂正される事間違いなし)、更にLeprechaunという成人男性妖精モチーフも。

レプラコーンはアイルランドでも最もよく知られている妖精。伝承では靴職人とされ、中世よりその姿を表した童話『小人の靴屋』に登場する妖精とはこのレプラコーンのことと言われる。レプラコーンとは小さい体を意味する言葉で、この妖精の見た目としては小さなしわくちゃの顔にごま塩のあごひげ、とがった鼻に輝く目をしている。 ーー下記サイトより抜粋
地中に眠る宝のありかを知っており、うまく捕まえることができると黄金のありかを教えてくれる。いたずら好きな妖精でもあり、一瞬でも目をそらすとすぐにいたずらを仕掛け笑いながら姿を消すといわれている。 ーー同上

そして、その反対側にはイースター関連のものが売られていたりする。

季節商品合戦がすごい。

私は、アイルランドにゆかりがなく、クリスチャンでもないので(何も信仰していない)個人的には基本どちらもお祝いしないが、保育園で働いていると「緑のものを身につける日」である。以前、前日の金曜日にお祝いしたのだが、忘れて普段着のブルーのトレーナーを着て行ってしまい、肩身が狭かった。

以前の同僚や、知り合いなどでアイルランド系のカナダ人はちらほらいる。

学校や職場で見られる色々デー

ちょっと話は変わるが、

こうしたテーマカラーのある日、もしくは啓蒙活動の一環に、というのはよくあり、例えば「ピンクシャツデー」というもの。スタートした日の話が好き。

これは以前、うちの小学生の机に飾られていたぬいぐるみがピンクシャツ着ている写真。可愛かったのでつい。

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「Lots of Socks」もある。カナダだと、本日3月21日、World Down Syndrome Day (WDSD) 世界ダウン症の日に行われる

Ask your students to wear colorful, fun socks on WDSD, it helps to raise awareness and puts some fun into the celebrations! ーー以下サイトより抜粋

学校や会社などでカラフルで楽しい靴下を履き、認知度向上に務めたり、楽しみながらその日をお祝いしましょう。(筆者意訳)

私の周りは、カラフル…というより「左右チグハグな靴下を履きましょう」といった催しだった様に思ったので、今調べていて(あれ?)となった。そしたらOdd Socks Dayというのは、Anti-bullying week いじめ反対週間なようで、私の記憶が混同してしまったよう。

日本のサイトで紹介されているTシャツ、トレーナー、バッグのデザインがすごく好き。

(画像は上記サイトより拝借)

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毎年「ひとつだけ3つある」デザインをJDSの会報で募集しています。今年も、たくさんのアイディアが寄せられました。21案の中から採用となったのは、北海道の一関真奈美(いちのせき・まなみ)さんの「グラス」。一関さんのお兄さん・敏彦さん48歳にはダウン症があります。 「2つのグラスが乾杯をしている中で、ひとつだけ3つのグラスが乾杯しています。人とのコミュニケーションの輪がより多く持てる、社交的なダウン症を象徴している感じを表現できたらと思いました」 ーー上記サイトより抜粋

岸田奈美さんがご紹介されていた、こちらの動画、素敵だったので是非。

こちらも良かったので是非。

それから、カナダでは「オレンジシャツデー」というものもある。先住民族迫害の歴史を振り返り、考える日、である。「オレンジ」である理由は以下サイトに詳しく載っている。

このサイトは、カナダの保育事情(おもにバンクーバー)を日本語で紹介していてとても興味深いので是非。私もカナダに来る前、このサイトでよく色々と学んでいました。日本の求人情報もあります。ちなみに…”Mayさん”は私ではありません。

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また、クレイジーヘアデー「Crazy hair day」と画像検索すると、朝何時に起きたのかしら…と思われる髪型が見られる。)や、

パジャマデーなど、ただ楽しいものも多い。パジャマデーでは、パジャマで登校+人形を一体だけ持って来て良い日でもあるらしく、ウケ狙いか、バスで等身大のクマを抱えた学生を見たりする。うちの小学生は、そういうイベントごとをやたら冷めた目で見ているが、やりたくない人はやらなくてもいい。強制されるイベントでは決してない。

ケルト文化を知りたい方は…

話は戻って、アイルランドのこと。

私は、こちらのれいかさんのnoteを読むまでCeltic nationsの事を全く知らなかった。今、改めて読ませて頂いたら、追記があってほっこり♡

緑に関する英語のあれこれ

最後に先日のセントパトリックスデー、授業で「こんなサイト見つけた~全部知ってる?」と教えてもらった、緑に関する表現やイディオムなどをご紹介して終わろうと思う。

be green with envy (idiom) ー to be very jealous of what somebody else has


get (or give) the green light (idiom) ー to get (or give) permission to start something

be green (idiom)ーto have no experience

have a green thumb (idiom)ーto be a good gardener or have a natural ability with plants and flowers

the grass is always greener on the other side of the fence (expression)ーwe always think that what other people have is better than what we have or that somebody else’s situation is better than ours

the luck of the Irish (expression)ーto have the good luck of Irish people

the gift of the gab (expression)ーthe ability to speak very well, to have a good way with words

最後の表現は「緑」ではないですが、こちらを読むと、分かりやすいかもしれません。



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