英語が「嫌い」なぼくの英語学習マインドセット。
こんにちは、英語苦手系ブロガーのこおるかもです。
いきなりですが、みなさんは英語が好きですか?
「英語?好きだよ~」という方は、どうぞお帰りくださいませ。
「死ぬほど嫌い」という方、ぜひこの記事を読んで励まされてください。
ではどうぞ。
ぼくは英語が嫌いです。
もちろん、英語を勉強することも同じくらい嫌いです。
そもそも、英語は「コミュニケーションのための手段」にすぎないと思っています。なので、「コミュニーケーションが好き」ならまだしも、「英語が好き」という感覚が全くわかりません。
ぼくは人とコミュニーケーションを取るのは好きですが、英語になるとそれが不完全になります。不完全なコミュニーケーションはストレスです。だから英語が嫌いです。シンプルにいうとこういう理屈です。
そんなぼくは中学生の頃から英語が大の苦手でした。大人になって英語を真剣に勉強するようになった今も、英語好きな人がよくやるような学習方法が全然できません。例えば、洋楽を聞いたり、海外ドラマを繰り返し観たり、外国人の友達を作ったり。。。
それにもかかわらず、現在ぼくはイギリスで暮らしていて、現地のベンチャー企業でゴリゴリに正社員として働いています。何なら、年収も日本時代の1.5倍くらいになりました。
英語が死ぬほど嫌いなのに。
今日もCEOの英語が全然わからなくて、「ははは(何言ってんだこいつ)、イエス、サー、ボス」しか言えなかったのに。
そんなぼくでも、なんとかやっていけているのです。
どうしてこんなことになってしまったのか、自分でもよくわからないのですが、今これを読んでいる、英語が嫌いで嫌いでしょうがいない、けれどどうしても海外へ行きたい!という方へ、ぼくが大事にしてきた英語学習におけるマインドセットをお届けします。
①:英語以外の目的を明確にすること
英語はあくまでも手段です。「英語を使った仕事がしたい」なんて言う人がいますが、それはなんだかおかしいと思っています。ただ単にグローバルに仕事をしてる自分カッコいいという程度の自己満足でしょう。
生き方は人それぞれなので、もちろん自己満足でも構いませんが、英語が嫌いなあなたは、英語そのものを目的にしてしまうときっと大変でしょう。
なので、なぜ自分が海外に行きたいのか、英語以外の目的をしっかり持つようにしましょう。もしそれがないなら、潔く諦めるのも手です。
ぼくの場合は、自分が働く業界(宇宙開発)の発展にもっと貢献するために、海外のベンチャー企業がいちばん自分が成長できると考えたからです。
ちなみにその時の経緯・葛藤などはこちらをご参考に。
目的がはっきりすると、嫌いなことでも頑張れる気がしてきます。
②:英語学習は必要なスコアを取ることに全振りすること
「好きこそものの上手なれ」とはよく言いますが、僕は英語の勉強がどうしても好きになれませんでした。
でもその代わり、「自分の成長を実感すること」は好きだということに気づきました。
なので、英語の勉強も、「自分の成長を如何に実感できるか」にフォーカスした方法にしました。それはつまり、英語のスコアを上げまくることです。
最初はTOEIC, そして英検、TOEFL、最後にIELTSと、いろんな試験を攻略していくことで、英語力を無理やり伸ばしていきました。
英語のテストを攻略するとは、そのテストの過去問を解きまくったりしながら、問題形式に慣れたり、時間配分を分析したり、テンプレートを覚えたりしていく、といったことです。
当然ながら、英語の地力を上げるという意味では、この方法は絶対によくありません。英語が好きな良い子はマネしないべきです。ですが、英語が嫌いで嫌いでしょうがないぼくは、テストのスコアを上げることをモチベーションにするしかなかったのです。
言い方を変えると、「英語のテストをハックする」ということに楽しみを見出していたのです。それでも、この方法で僕は徐々に英語ができるようになりました。
③:英語学習は短期間に超集中してやること
よく、英語が好きな人は、「毎日30分、楽しく続けてたら喋れるようになりました」とか良く聞きますが、英語が嫌いなぼくには、毎日コツコツ継続することは無理でした。
通勤電車でポッドキャストを聞くのもストレス過ぎて続かない。
オンライン英会話も、全然やらないのに毎月5千円が引き落とされていく悪夢。
そんな経験を乗り越えてたどり着いたのは、「短期間に超集中してやる」という方法でした。
具体的には、「3か月」「1日3時間」を目安に、一人英語合宿状態を作ることでした。
②で述べたように、テストのスコア取得に集中しているため、3か月で何点スコアを上げるかの目標を立てたうえで、英語学習法を徹底的に分析して、日単位で勉強計画を立てます。
それができたら、あとは心を無にしてやるだけです。
修行です。
もちろん、毎週のように自分で小テストを課して、成長を実感しながら、必要であれば計画を軌道修正していきます。
そしてこんな感じで自分を成長させて3か月後にラスボス(本番のテスト)に戦いを挑み、負けたらまた3か月の修行を続けます。
結果:
イギリス渡英時点で下記のスコアを取得しています。
TOEIC:860点(学生時代に取得したもの)
英検:準一級
TOEFL:92点
IELTS:6.5点
スコア取得時のことは、こちらにもっと詳しく書いたのでご覧ください。
おわりに
こうして、なんとかぼくは目標のスコアを獲得して転職・渡英して現在に至ります。
ただし、テストのスコア取得に全振りした結果、実際のスコアよりも英語力が低いと思われ、自分の感覚としては、全然英語ができないです。
それでもなんとか仕事になっているのには、①に書いたように、僕はもともとはっきりした目的があって転職しているので、自分の今の仕事については、モチベーションも高く、チームに貢献できる実力があるからだと思っています。
結局のところ一番大切なのは、英語力よりも、その先の目的に対してどれだけ本気で取り組めるか、ということだと思います。本気であれば、周囲もある程度英語が苦手なことを理解してくれますし、仕事上の実力があればみんながぼくを頼りにしてくれます。
というわけで、これから海外で働きたいと考えている方は、英語よりもまずは実力(ビジネスやエンジニアリングのスキル)を磨くことをおすすめします。英語がどんなに嫌いでも、必要な時がくれば人は必ず本気になれます。
以上、英語が嫌いな方へ捧げる、ちょっと変わった英語学習法でした。
こんなぼくでも海外転職ができたので、ぜひ参考になれば幸いです。
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