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イギリス旅行~ウェールズ/ブレコンビーコンズ編~

さて、お待ちかねのウェールズ旅行後編です。
前回までのウェールズ旅行はこちらからどうぞ。

今日は二日目、南ウェールズに広がる国立公園、ブレコンビーコンズを探索する一日のはじまりはじまり~。

ブレコンビーコンズとは

おさらいですが、ブレコンビーコンズとは、南ウェールズにあるひろ~い自然公園です。

ここ
©getty image

そして、ブレコンビーコンズおよびその周辺には、こんな感じの観光スポットがあります。

ラピュタのロケ地(シータが働いていた場所)と言われている石炭工場!

https://www.breconbeacons.org/business/attraction-big-pit-national-coal-museum

蒸気機関車でレイルウェイトリップをしたり!!

https://www.bmr.wales/

洞窟探検をしたり!!!!

https://www.breconbeacons.org/business/attraction-dan-yr-ogof

見どころいっぱいなのですが、なんと、

我々は上記のどれにも行けませんでした。

しくしく。泣

実は、上記の洞窟ツアーレイルウェイツアーは、旅行の前にググって存在は把握しておいたのですが、1泊目の夜にAirbnbでチケットを取ろうとしたところ、シーズンオフのためお休みでした。(調べとけYO!!)

いや、まじで、調べとけよ!

と、ひとしきり猛省したあと、気を取り直して、我が家がひねり出した観光ルートを紹介していきます。

ペン・イ・ファンへのハイキング

まず、早朝に出発し、ブレコンビーコンズの最高峰(標高886m)と言われる、ペン・イ・ファンへのハイキングにでかけました。

実はここも、旅行前から絶対に行きたいと思っていたところで、この日のために赤子を抱きながら歩く練習もしてきました。

Airbnbの滞在場所もこの場所の近くにしており、車で20分程度でつきました。駐車場につくとすぐに登山道の入口となっており、すぐに歩き出します。

登山道の入り口

一応、登山ということでできる限りの登山装備をしてきましたが、特に歩きにくいところはなく、緩い上り坂を延々と登っていく感じです。しかも、迷いようがない一本道。

ガイドによると, 山頂まで片道60分程度ということで、無理なくだれでも登れると思います。

ということで、てくてく登っていくこおるかも一家。
景色はこんな感じ。つねに視界が開けていて本当に気持ちがいいです。

写真が下手すぎるので、良い子はググって絶景を確認してください。

ちなみに、わが夫婦は、日本時代から奥多摩の山に日帰り登山をよくしていたので、久しぶりにあのデートの感じを思い出しながら、なんだか気恥ずかしくなりました。

そして、標高があがるにつれて、道脇には積もった雪もちらつくように。

この日は平日でしたが、登山者は多く、基本的に常に数分に一度は下山者とすれ違いました。

日本でも同様に、登山者と下山者がすれ違う時には軽く挨拶をするのがマナーのようで、みんな声をかけてくれました。

そのうちに、ある下山者のお兄さんが、すれ違いざまにこう言いました。

On the top, it's so windy, be careful, bye!!

なるほど、山頂は結構風が強いのか…

山頂でのんびりチョコレートでも食べようと思っていたけど、もしかしたら無理かな~なんて話しながら、さらに歩くこと5分、別の下山者のお姉さん二人組がすれ違いざまにこう言います。

It's very windy! I don't recommend to go with the baby.

え、そうなの?今いる中腹の時点では、むしろほとんど風ないけど?
と、疑問に思いつつ、とりあえずもう少し歩いていくことにします。

さらに数分後、ついに山頂が視界に入ってきた頃、またしても下山中の50代くらいのダンディなおじさんが、立ち止まるやいなや、およそマジ切れのテンションで、

It's incredibly windy!!

Go back now!!


と、怒鳴ってきました。

マジか、そんなに風が強いのか、それならさすがに戻ろうか?と日本語で妻と話していた時、そのおじさんからまさかの言葉が飛び出します。

アナタガタ、ニホンジンデスネ?


まさかの日本語!なぜ喋れる??

と動揺していると、そのダンディなウェーリッシュおじさんが、妻が日本人で、かつて日本で10年くらい仕事をしていたから、日本語結構できるんだぜ、と話してくれました。

そして、今山頂まで行ってきたけど、人が立っていられるような風ではないことと、ちょうど今調べたら、頂上は現在風速が35m/sであることを教えてくれました。

え、35m/s??

それは無茶ですね。帰りましょう。

ということで、そのおじさんと一緒に下山することに。

道中、彼がウェールズの大学でスポーツ学部の教授をやっていること、日本でも九州でスポーツ関連の仕事をしていたことなどを話してくれました。

また、このブレコンビーコンズの山々に学生と一緒にハイキングするのがライフワークだそうで、ほとんど毎日どこかしらを歩いているらしいです。

ぼくらもいろいろと自己紹介をしつつ、せっかくブレコンビーコンズで1日過ごそうと思っていたのだが、目当ての施設がシーズンオフで、この後の予定が全くないんだよね、どうしたらいい?と相談したところ、いろいろとアドバイスをくれました。

そして、駐車場まで一緒に下山し、せっかくなので写真も撮ってお別れしました。ほんとうにいい出会いだったなと思います。

残念ながら山頂まではいけませんでしたが、中腹でも十分にいい景色でしたし、8分目くらいまでは登ってほどほどに疲れたので、個人的には大満足なハイキングでした。

その後、いただいたアドバイスを基に、まずは近くのビジターセンターで昼食休憩。

ビジターセンター
アイスを2スクープも頬張ってしまった

腹ごしらえをしたところで、ドライブ再開。ブレコンビーコンズは、ドライブしているだけでも基本的に常に絶景、大パノラマが広がっているので、それだけでも行った甲斐がありました。

そして目的地はダンディおじさんレコメンドのこちらの滝。

滝の裏側まで歩いて行けます。
写真の奥に写っているのは、はしゃいで先に行ってしまった妻。

実はブレコンビーコンズには、いたるところに滝があり、滝をめぐるウォーキングルートなども整備されているそうです。ただし、まだそこそこ寒く、水辺はスリッピーな場所も多いとのことで、僕らは一番簡単で安全な滝を選びました。もちろん、全部さっきのおじさんの受け売りです。

そんなわけで、滝を見たのですが、実はこのスポットの方向が、最初に紹介した炭鉱のミュージアムとは真逆の方向だったので、そちらに向かうのは断念。ということで、最初に想定していたスポットにはほぼ行けず、Airbnbに戻ってこの日はゆっくりすることに。

そしてこおるかも旅行恒例の暴飲暴食を開催。

うまし。
さすがに前日に引き続き塩分を取りすぎたことを反省

という感じで、のんびりとした時間を過ごし、楽しい二日目も終わりました。


ここまでお読みいただきありがとうございます。

次回は最終日で、帰宅する日なのですが、実は帰路に立ち寄った村がありまして、実はそこがこの三日間で満足度Maxの日となりました。こちらも数日中に記事をアップします。

ご期待ください。
それでは。


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