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骨折入院⑥ 手術2回目

右足首の骨折・脱臼のため、2度に分けて手術をすることになり、その2回目が一昨日終わりました。
1回目は脱臼を元に戻し、踝あたりに1本の棒を通して足首を固定しました。2回目は棒を取り除き、足首の内側3~4cm、外側15cmほど切開して骨折している骨2本をプレートとビスでつなぎます。全行程2時間ほどです。全身麻酔+ブロック麻酔、気管に管を通し呼吸させる、とのこと。

前夜から緊張して眠れず、看護師さん・介護士さんに愁訴外来しまくりに。
「尿管を通すのは、どうしてもしなくてはならないですか?」
結論、しなくてもよい。術後トイレ通いが大変だけれど、できるとのこと。
外陰部がとても切れやすいので、尿管はやめてもらうことにしました。

「全身麻酔になるんですか!麻酔さめるのはいつ?この部屋へ帰ってくるの?」
私はCPAPを着用しないと、呼吸できなくなるので、術後処置室に入るなら忘れずにCPAPを持っていってもらわなくてはならないのです。

「浣腸は前日夜20時頃ですが、どうしますか?」と聞かれました。
何を聞かれているのかわからない私。
浣腸は手術中及び術後の動けない時間に(大)をしなくてもすむように、排せつしておくのだと、当然のことのように考えますよね。ここ1週間というもの毎朝お通じがあるので、前日20時に浣腸が必要かと聞かれても答えられないわけです。前日20時の浣腸が何のためなのかが理解できないのです。明日の朝出なかったときにこそ浣腸が必要ではありませんか?結局、浣腸は不要でした。浣腸は何日も出ていない人に使用するのだそうです。よくわかりません。

「点滴針は手の甲じゃなくてはだめなんですか?」
手術時の点滴は手の甲からと決まっているらしいです。血管が見えにくいため看護師さんたちがとても苦労しています。3人目の「手術のプロ」が何とか静脈を射止めました。この点滴針は手術中は維持できましたが、術後の抗生物質投与のときに使えなくなりました。

前日からナーバスになってしまって、不機嫌な厭な奴になっていたことでしょう。医師も看護師もプロで、何度も経験していうのだから、任せればむしろ安心できるのに。いくつもの心配事が次から次へと発生します。

あっという間に終了

一回目と同じスタッフで手術開始。鼻に眠る薬をかがされると、眠ると意識する暇もなく眠ったようです。手術室で頬を軽くたたかれて覚醒。すべて終わっていました。

2時間経過で水が飲めるようになり、3時間経過して酸素マスクを外し、軽食が出されました。クロワッサンと缶詰の桃、オレンジジュース。大食いの私がオレンジジュースには手が出ませんでした。

その夜は、吐き気がするし、呼吸困難で眠れないし、つらい夜になりました。看護師さんたちはアイシングを取り替えたり、私の愁訴を聞いてくれたりと、大忙しです。点滴針を刺した右手の甲が痛み、別の場所に刺すことになりましたが、なかなか刺さらない。丸い絆創膏が両腕に何カ所もできました。

呼吸が苦しくて、CPAPを外して「はあはあ」することが何度も。ついに、高く上げていなくてはならない右足を床に降ろしてベッドの縁に座り、呼吸が整うのを待ったり。もともと気道が細い私は、気管に通した管のおかげで喉が腫れ、ますます息苦しくなっていてのです。CPAPを付けても呼吸が詰まるので眠れません。

眠らなくては回復できないのですから、もう「死ぬ」のかなと本気で思いました。死ぬって苦しいなあ。

一夜明けて、眠っていないのにも拘わらず、私は元気になりました。今晩どうやったら眠れるかが喫緊の課題です。今晩眠れなければ、麻酔が抜けた痛みも加わって、また辛い夜になるでしょう。一つだけ方法がありました。








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