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鎌倉殿の13人 雑感

2022年NHK大河ドラマは三谷幸喜さん作「鎌倉殿の13人」。

へえ~、こんなタイトル初めてです。

これだと、主人公は「鎌倉殿」(源頼朝)?と思ってしまいますが、ちがうんですよね。それに、漢数字ではなく算用数字を使っているのも横書きを意識してか、奇抜です。

大河ドラマのタイトルは主人公の名前が多いですよね。たとえば、「西郷どん」や「おんな城主直虎」など。過去60作のうち23作がタイトルに主人公の名前が含まれていました。

それか、原作小説のタイトルをそのまま大河ドラマのタイトルにすることも多いです。「翔ぶが如く」司馬遼太郎、「風林火山」井上靖などです。今回はドラマオリジナルなので、原作はありません。

ところで、「鎌倉殿の13人」とは誰のことなのでしょう。これからドラマの進展をたのしみにしたいと思うので、調べないで、想像してみます。私の知識の気れっぱしの寄せ集めなので、信用しないでください。

まず、3回見て、主人公はわかりました。北条義時(小栗旬さん)ですね。では北条義時は13人の中の一人であるとします。

鎌倉幕府の初期は血で血を洗う諍いが多かったので、生き残りゲームみたいになるのかな?他の12人は?ざっと思いつく名前を挙げてみます。

●三浦義村
(たぶん三浦半島の権力者、義時の友達?え?そうなの?)

●和田義盛

●梶原景時
(戦目付)

●比企能員
(頼朝の乳母の子)

●北条時政
(義時の父)

●土肥実平
(土肥温泉のあたりの権力者?)

●大江広元

いや~ぁ! ぜんぜん13人にならないですね。なんとなく知っている名前を並べただけで終わりました。

調べれば楽しいに違いないんですが、今はまだこのままにします。

大河ドラマの前半は、ドラマの雰囲気が明るく勢いがあるので好きです。主人公がこれから大業を成し遂げることを視聴者もわかっていますから。そのあとどのような末路をたどるとしても、人生の輝く時点の前から話を始めるからですね。
三谷幸喜さん演出で会話も軽妙、楽しめる大河になりそうです。

大河ドラマは「鎌倉殿の13人」で61作目になります。

聖徳太子以降1500年の歴史があるのですが、なぜか大河ドラマになる時代は限られています。

多いのは戦国時代と幕末・明治維新で、この2時代を交互にくり返し合間合間にその他の時代がはいる感じです。同じ時代が続かないようにはなっています。ときどき同時代が続きますが(真田丸→直虎)

で、鎌倉時代は戦国時代や幕末・明治維新にくらべて、ぐっと少なくなるのですが、それでも6作あります。源平・鎌倉の時代としてみます。

第4作「源義経」
第10作「新・平家物語」
第17作「草燃える」
第44作「義経」(主演 滝沢秀明)
第51作「平清盛」
第61作「鎌倉殿の13人」

第17作「草燃える」は40数年前の放送でした。主人公は北条政子(源頼朝の妻)。

女大河(女性が主人公の大河ドラマ)には必ず、主人公以外にも準主人公的な男性が登場します。「草燃える」では夫の源頼朝と頼朝の死後は弟の北条義時だったように思います。

その北条義時役が「草燃える」で一気に売り出した感があった松平健さんでした。「鎌倉殿の13人」では平清盛役を演っています。こういうのは高年層へのサービスですよね。大河ドラマ視聴者者は高年層が多いので、そこは手堅い。

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