まやもん

猟師・編集者・ライター。宮城県出身で現在は東京と北海道十勝の2拠点生活。グルメメディア…

まやもん

猟師・編集者・ライター。宮城県出身で現在は東京と北海道十勝の2拠点生活。グルメメディアの編集者から猟師へと転身。愛称は”鹿女まやもん”。おいしく命を頂くことをモットーに、鹿を獲るところから精肉まで一貫して行う。デザインやライター、イベント企画運営などフリーランスとしても活動。

最近の記事

文章の盗作とwebのマナー

最近とても嫌なことがあった。 それは、とあるwebやチラシで自分の知らないところで自分を発見したことだ。 提供した記憶のない私の写真と、私の名前。 それは、しれっと世の中に出されていた。 そして、そのチラシを読んでいくと、私が作った本のキャッチコピーがそのまま掲載されていた。 正直めちゃくちゃ腹が立った。 私の作品のために生み出した言葉を、勝手に使うなんて。バカにしてるにも程がある。 この言葉は、時間をかけて捻りだしたものだ。 文章はコピーすればいいから、すぐ

    • 虹の根本は何もない。

      久しぶりにゆっくりと寝て、午前10時頃に目覚めてカーテンをあけると、まぶしいくらいにピカピカのお天気だった。洗濯したり、コーヒーを飲んだりしていると、今度は雲がかかって通り雨が降りだした。 情緒不安定な天気だなあとを思っていたら、農家の岡田おばあちゃんがうちにやってきて「ほうれん草と小豆持ってきたから食べな~」とおすそ分けをくれた。「おー、ではでは昨日鹿捌いたから鹿肉持っていってください」と私。「まやちゃんの鹿肉は綺麗でおいしいから嬉しいわ~ありがとうね~。…あ、また雨降っ

      • はじめてのお節作り

        年末、茨城県で和食屋さんを営む旦那の実家へ。帰るとすぐにはじまったのは4人前×25個、合計100人分ほどのお節作り。 親子揃って料理人ってすごい。 食べてるだけじゃ気付かなかった、 小さな心遣いと繊細なひと工夫たち。 切り方だけでもこんなあるん?!え、この手間必要?めっちゃ肩凝るんだが!の繰り返し(笑) 料理は美味しく食べる側で長らく生きてきて、猟師になってから肉の扱いは慣れたけど、お節に活かせる技は少なかった。笑 お節に付けるお節の説明ブックも作った。数の子も、八

        • 削蹄師という縁の下の力持ち

           牛や馬の蹄を削る「削蹄師(さくていし)」。人間も定期的にツメを切るように、牛も定期的にツメのお手入れが必要だ。ツメがいびつに伸びてしまうと、巨体をうまく支えられず足の病気になってしまう。逆にツメを整えておけば乳牛は乳量が増えたり乳質がよくなったり繁殖効果が高まるという。 たかがツメ!されどツメ! もっと正確に言うならば、爪というよりも「蹄(ヒヅメ)」の方が正解だ。人でいうと靴に近い役割なんだそう。たしかに、合わない靴は靴擦れが絶えないもんな。  実際に削蹄の現場へ向か

        文章の盗作とwebのマナー

          貴腐ワインってカビなんや

          春に葡萄の植樹に行った。どうやらその葡萄が育って収穫シーズンを迎えたらしい。ならば収穫に行こうと思い立ち、ワインで有名な余市のエコヴィレッジというところへ行ってきた。 スチューベンとツヴァイゲルトという品種を収穫した。名前だけだと全く覚えられないが、見たり、食べたりすると覚えるものだ。明らかに味が違う。 スチューベンは実がツヴァイゲルトより大きくてプリッとしていて、甘かった。 ツヴァイゲルトの方が酸味があって、粒が小さい。紫色も濃い。 頭が良ければググっただけで情報を

          貴腐ワインってカビなんや

          小屋という大人の遊び場

          最近小屋を作る人が増えている。何のためにつくるのかと言えば、例えば趣味の道具を収納するためだったり、ちょっと休日にゆったりと過ごしたい時のスペースだったり、暮らしちゃう人もいる。共通しているのは、その人の大好きが詰まった場所であるということ。釣りやサーフィンなど、大きな道具が必要な趣味は、家の中で、飾りながら収納するのがなかなか難しい。生活をする上ではなかなか邪魔だったりする。けど、小屋ならどうだろう。自分の趣味の溜まり場。そうやって決めた目的があれば、その建物はそれで埋め尽

          小屋という大人の遊び場

          おいしいって心の掛け算だよね。

          今日は私のおうちで、自分で仕込んだ鹿肉を農家で料理人のたけちゃんにお料理してもらった。丁寧に調理されていく工程は見ているだけで嬉しい。 フライパンで焼かれる音、ガーリックの香りがふわぁっと広がってきて「鹿肉とキノコ-レラカントのワインのソース-」的な一皿のお料理になった。このお料理がテーブルに置かれると、今日集まっていた友達が「わぁー!おいしそー!」と歓声をあげる。この光景もすごく楽しいし嬉しい そして、いざ食べるとこれまたすごくおいしい。自分の鹿がこんなにおいしいなんて

          おいしいって心の掛け算だよね。

          気にしすぎかもしれないけど自分が猟師なのかと言われるとちょっとしっくり来なくて「山経」と名乗りたい件。

          「職業は?」という問いに対して「猟師です」って答えた方がいいんだろうなと思って、そう答えるんだけど正直言うと違和感がある。 “食べるための猟”とか“コール猟”が大好きだから、猟はする。でも、じゃあ猟師じゃん!ってことにはならない。 なんてったって、職業という為に必要なお金を稼ぐために必要な猟"有害駆除"はしていないんだから!(駆除もやってみるために絶賛申請中) 猟はするけど猟でお金を稼げてないのに私は猟師と言えるのだろうか。そもそも私は鹿を殺してお金にすることが目的では

          気にしすぎかもしれないけど自分が猟師なのかと言われるとちょっとしっくり来なくて「山経」と名乗りたい件。