週刊少年ジャンプ　2020年35号の雑レビュー

ぼくはジャンプを電子版で定期購読しています。2014年にジャンプ＋というアプリが配信されて、そこでジャンプが読めるようになっています。最初はマンガしか載らず、アニメとかメディアミックス系の記事、マンガの後の特集ページなんかは一切ありませんでした。そこからしばらく経って、そういったものも掲載されるようになりましたが、ジャニーズ事務所のタレントだけは今でも写真から切り抜かれてかまいたちの夜状態なのでそこだけが不満です。というのは普通に嘘なんですが、長らく電子版は更新が発売日の朝5時でして、夜型のぼくとしてはそこがとても不満でした。何年過ぎても変化がなく諦めていたのですが、今年になってなんの予告もなく急に午前0時更新となりました。ぼくの中で電子版が雑誌を完全に上回った瞬間でした。バックナンバーも期限なしでいつでも読めますし、ジャンプ好きにはお勧めのアプリです。

前号のレビューはこちら

僕のヒーローアカデミア

表紙が上下逆になった絵なのはなかなか珍しいですね。意外とあるのかもしれないですけどデスノート新連載時の表紙くらいしかぱっと浮かびません。あれも逆なのはリュークだった気がしますけど。

人気投票も6回目です。もう6年も経ったの⋯？体感的には3年くらいです。公式のエンデヴァー弄りがひどいです。コードギアスのオレンジみたいな扱い。

周年記念カラーは毎回パーティー衣装でクラス全員集合だったので作画カロリー高そうだなあという印象だったのですけど、今年は分割して低コストに抑えてます。それをオシャレに感じさせるのはセンスがなせる業ですね。カラー上に書いてある2号連続カラーの文字が嬉しくも辛いです。つい最近デジタル移行の影響で休載したばっかりなのに⋯ジャンプ編集部にはもっと堀越先生のことを慮ってほしいです。

今週はずっと雄英生対ヴィラン連合でした。巨大怪物に薬品を経口投与するっていうのがちょっとシンゴジラっぽいですね。耳郎ちゃんの耳が荼毘に燃やされて無事なのか心配になります。トガちゃんの表情が不穏でしたね。絶対なにかやらかすでしょう。

Dr.STONE

初っ端から千空の顔がヘブン状態でつい笑ってしまいました。

思ったよりダメージがでかそうでビビります。笑ってすみませんでした。ルーナが衛生兵要員になるとは意外でした。とりまきも仲間になりそうな雰囲気あります。スタンリーさん行動がロボットぽくて怖いなあ。ちゃんと軍人してます。

クロム主役展開キタ！思えば石神村のときからずっとこういうのを待っていたんだった。器用だけど周囲が優秀過ぎてイマイチ活躍できないキャラだったので、ここできっちり存在感を示してほしいですね。

ONE PIECE

カン十郎⋯確かにこいつにページ割くのもあれなので妥当な扱いとはいえます。

オロチ様人望なさすぎて涙が出そうです。部下もちょっとくらい怒ってあげてよ！お皿が割れて少し残念くらいのリアクションはひどいです。

桃の助カッコいいですね。カイドウが無言で見つめてますけど評価を改めたのでしょうか。いまだにカイドウの心の中が全然読めません。

スナッチここで使ってくるか。巻頭カラーにぴったりの引きです。ヒロアカに続いて怪物とのレイドバトルスタート。ジャンプってこういう偶然が重なることけっこうあります。

アクタージュ

今週も夜凪さん怖い。感想というより事実確認です。

大女優の娘さんの台詞が「こんばんわ」でしたね。誤植じゃなくあえて「は」から「わ」にしてる可能性も当然ありますけど、年齢高めの人なので「こんばんは」のほうがしっくりくる気がします。なんの感想なんでしょうこれ。ぼくが「こんにちは」とか「こんばんは」の表記に無駄にこだわるのは、昔聴いてたアニメラジオで、パーソナリティの声優さんが送られてくるハガキの「こんにちわ」をやたら辛辣に訂正していたのが原因かと思われます。

マッシュル

敵の人が他の生徒の魔力濃縮液を飲むのにドヤ顔する心理がイマイチ理解できません。それがないと雑魚だと白状しているようなものと感じてしまうのですが⋯。戦隊モノで巨大化する怪人みたいです。BLEACHのフルブリング編で一護が死神たちの手助けで再び力を得たシーンでも迫真のドヤ顔がなんだかなあ⋯と感じたので、自分一人の力じゃないのにイキっているように見えると心証悪くなるんだと思います。

アオのハコ

ジャンプに別冊マーガレットみたいなマンガ載ってる！ってなりました。絵も上手いしこういうのを毎週やるサラダデイズとかBOYS BE⋯的な連載があってもいいんじゃないでしょうか。初恋限定の二の舞になるかもしれませんけど。勉強もそろそろ佳境なのでラブコメ枠確保は急務でしょうし、早いうちになにかしら連載して欲しくなるくらいにはいい読み切りでした。

チェンソーマン

読んでて辛いです。アキくんが夢を見たまま死んでいったのが唯一救いでした。未来の悪魔の予言に隠されていた本当の最悪がデンジに訪れてしまいました。変身が解けて現れた表情が、デンジの心が育っていたことと、それが傷ついてしまったことを教えてくれます。このうえパワーまで殺してしまったら精神が崩壊してしまう⋯その未来はなかったことになりませんかね。無理そうです。

破壊神マグちゃん

たこ焼きにキレるのはなるほどなと謎の感心をしてしまいました。こういうとこ地味にうまいです。

マグちゃんを受け入れすぎる人びと。すでにクトゥルフに支配されているのでしょうか。ポケモン扱いは笑います。マグちゃんって何気にノリ良いですよね。

マグちゃん普通にいい神様なのでは⋯信徒に対して優しすぎる。汚ねえ花火に照らされたナプタくんが哀しいです。

アンデッドアンラック

タチアナちゃんの過去がなかなかヘビーでした。なにも誕生日に発現しなくても⋯。両親を自分の力のせいで亡くしたのは風子ちゃんとの共通項ですね。

ビリーさんやっぱり目が見えませんでした。言動がイケメンですね。ニコさんとのやりとりも描いて単なる過去話で終わらせないところがテクニシャンです。

否定能力自体は予想したものと大体同じでしたけど効果範囲と威力がちょっと予想外なやつでした。タチアナちゃん全裸ですけどもしかして基本全裸の人ですか？少年たちの癖が歪みそうです。太字フォントの能力表示見開きは相変わらずカッコイイです。まさかの太眉でした。生意気そうでかわいいですね。

中国人ぽい人と無限ガトリングの人は圧殺されたってことでいいんでしょうか。なんの否定者だったのか単行本までお預けかな。早く知りたいです。

呪術廻戦

冨樫スタイル(戦闘カット)で漏瑚さん終了でした。しょうがないね。冒頭の宿儺の炎の矢がポックルのレインボウっぽかったです。難癖ですね。

クソ野郎なのに宿儺に褒められると嬉しいのはなんとなく分かるのが悔しいです。漏瑚さんは確かに真面目すぎたかもしれません。真人が割と重要なポジションのような扱いですが読者的にはそろそろ死んでほしい気持ちがありますね⋯。

宿儺の術式のことはさっぱり不明のまま終わってしまったのが残念でした。

謎のおかっぱが宿儺の眷属っぽい流れですね。こいつも人が呪物を取り込んで現代に復活したパターンなのでしょうか。そもそも人かどうかも定かじゃないですが。

伏黒サイドは⋯よくわかりませんね。何が起こったんでしょうか。伏黒の意識が切れて影の術式が暴走したとかありそうですけど、もっと悪いものが出てきたように見えます。とりあえず握手マンは早いとこ倒してほしいです。

あやかしトライアングル

ひょっとこの顔さえちょっとセクシーなのずるいです。

すずちゃんの欲求不満描写がすばらしくエッチですね。ラストでようやく矢吹先生の本領発揮で、ここから毎週レズキスの嵐が吹き荒れるかもしれません。ぼくは矢吹先生に期待しています。

灼熱のニライカナイ

タコのおっさんをレギュラーキャラにするのはどうなんでしょう。地味です。

海の上を走る幼女。完全に崖の上のポニョです。パパ黒と同じ天与呪縛の肉体でしょうか。五話まで読んでまだどういうマンガか把握できてないです。

ブンキテン

今週の内容で義妹でいいんじゃない、とだいぶ気持ちが傾きました。主人公も同じようです。ちょろいですね。義妹がデートの日付を答えるときに若干間があったのでそこらへんが怪しいかな。

来週の予告

来週また合併号です。月曜じゃなく火曜です。前号が合併号でいつもお盆前くらいにやるのに今年は早いなあ、と思っていたので想定内ではあります。コロナのこともありますし、作家陣が無理なく安全に執筆するためにもしばらくは定期的に合併号を挟むのがいいのかもしれませんね。

終わります。(^O^)