mi.yama

1975年生まれ。女性。就職氷河期に短大を卒業、書店アルバイト、メーカー営業事務、派遣…

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1975年生まれ。女性。就職氷河期に短大を卒業、書店アルバイト、メーカー営業事務、派遣社員等を経て、Webを中心にライターの仕事をしています。子育ては折り返し地点に差し掛かったか?という印象。

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  • 日々思うことなど

    頭3割、心7割くらいで生きてます

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    お金のため、そう思っていた仕事が、いつしか経験という宝になりました。

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妊婦さんはのぞいてみてね。マタニティサイト「ニンプス」

マタニティサイト「ニンプス」は子育て中のママ&パパばかりで運営、妊婦さんの不安をあおらず、妊娠期間を楽しんでもらえるような情報を大切にしているメディアです。 ニンプス編集部に縁あって入ったのは2008年。第2子が生後10か月のころでした。週2~3回時短勤務の編集・ライターという贅沢な働きかたをさせてもらって、たくさんのコンテンツ制作を経験することができました。 子どもが熱を出したりして保育園から電話があると、きまって誰かが「やることある?振ってね!」って言ってオフィスを送

    • いとしい座敷童

      今の家に暮らし始めて、もう17年と半年くらい。捨てらないタイプの女と捨てられないタイプの男が共に暮らして、捨てられないタイプの子どもたちが育てば、そりゃー家だってものであふれるわけで。 独身のころ実家に帰ると、そこここにガラクタが放置してあって、なんでいつまでも処分しないのだろうと思ったものだったけど。 本棚の古い貯金箱(陶器のキリン)とか、お風呂場で干からびてるおもちゃ(紐をひっぱるとパタパタ泳ぐイルカ)とか。洗面所の古い化粧品とか、庭の使われていない植木鉢とかも。 そ

      • グリーン×ブラックドット 8月に封印した呪いのワンピース

        8月になったら、ビリジアングリーンのコットン地に大きめの黒い水玉模様が大人っぽくて似合うねと言われた、子ども時代の思い出のワンピースのことを書くだろうかと考えていた。 9歳の夏休み、見知らぬ男に襲われかけたときに着ていた、呪いのワンピース。タンスの奥に押し込んで、二度と着ることのなかったお気に入りの服。 子どもだったわたしの体に、無造作に触っていった男を憎んだことについて。 いや、そうではない。 まったく理屈に合わないことだけれど、家に逃げ帰ったその時、洗面所でのんびり

        • 雨の日の静かなやさしさ、恋に落ちる一瞬にも似ている

          一目惚れってするタイプと、しないタイプがいるという。本当かな? わたしはどちらかといえば、一目惚れしないタイプ。相手をよく知ってから好きになるタイプだと思う。 だがしかし。人生で一度だけあれが一目惚れというものか、という経験をしたことがある。うんと昔、10代の終わりころ。バスに乗っていたら、楽器ケースを持った男の人が乗り込んできた。 その人がそっと、両足の間に楽器ケースを置いた。大事そうにそうっと。たったそれだけ。 言葉を交わしたわけでもなくて、なんなら顔もよく見てな

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          子ども時代には不思議なことがいくつもおきる

          波津彬子か今市子の漫画にあったセリフだと思うんだけど、どうしても思い出せない。子どもが不思議な体験をして、そのお膳立てをした大人が陰でつぶやく。「子ども時代には不思議な事がいくらもあるもんだ」 2020年の春、自粛期間の終わりに、わたしもおそらくは子どものおこぼれで、ちょっとふしぎな体験にあずかった。 ザリガニ釣りで、池の「主」にごあいさつうちの末っ子(5歳男子)が、「ザリガニ釣りに行きたい」と言い出したのは5月のはじめ、真夏のような暑さの午後だった。 オンラインの授業

          子ども時代には不思議なことがいくつもおきる

          勇気を出して婦人科にいったら、ピル(と座薬)でQOLが格段に向上した話

          ツイッターのトレンドに低用量ピルが表示されて、あれっと思ったのが先日のこと。たどってみたら、ホリエモンさんの新刊に「低用量ピルで女性の働き方改革」という項目があるらしいですね。 きっかけは「低用量ピルで女性の働き方改革」内容が気になって近所の本屋さんに出かけてみたら、まだ発売前なんですって。見出しだけで話題になって、キャッチーに攻めたのは著者かはたまた、編集さんか、ほくそえんでいるのかなあ…と思っていたら、すぐにYouTubeに動画がアップされていました。 「低用量ピルで

          勇気を出して婦人科にいったら、ピル(と座薬)でQOLが格段に向上した話

          子どもと性の話は気恥ずかしい。そのリスクを想像してみたこと、ある?

          外出自粛の影響で、中高生の妊娠相談が増加しているというニュースを読んで、考えた。付き合っている彼氏彼女がいて、どこにも外出しちゃだめで、家族は仕事で留守だったりしたら、そうなるかもなって。そうだよね? (ほんとは、わたしは自身はオタク系女子だったから、中高生のきゅんきゅんしちゃうような彼氏彼女事情なんて少女マンガでしか知らないけどさ) 妊娠って、ただでさえ孤独や恐怖と背中合わせ 「妊娠したかも」と一人でおびえている女の子の胸の内を思えば、今日も真っ昼間からぐーぐー寝てるうち

          子どもと性の話は気恥ずかしい。そのリスクを想像してみたこと、ある?

          女の子だったわたしから娘へ、これだけは伝えたかったこと

          休校の影響か、中高生の妊娠相談が増えているという。なんてこった!! 中学生の娘を持つ親としてはほんとうに、他人事ではない。そして何よりひとりの女性として、切ない。 「中高生で望まぬ妊娠」これは、わたしたちの課題中高生で妊娠、そう聞いて当事者の女の子を「だらしがない」という人も世の中にはいるだろう。むしろひと昔前なら、当たり前の感覚? でも。 いや、いや、いや。ちがうんだよ。とわたしは声を大にして言いたい。わたしも40代になって、10代の娘を持つ身になったから、声を大にし

          女の子だったわたしから娘へ、これだけは伝えたかったこと

          きみは今もしかして、冬眠中なのかい?

          うちの子は手がかかるほう、かもしれない。 悪い子ではないが、好きなことに夢中になると時間を忘れて他が手につかなくなるタイプ。どんなに口をすっぱく注意しても、遅刻と忘れ物はうっかりさんの域を超えている。 発達グレーの中三女子も、#stayhome そんな14歳女子、受験生だというのに学校が休業中の今、完全に昼夜が逆転してしまった。 まあ、気持ちはわからないでもない。せまい家に家族がひしめいてリモートワーク、リモート学習、末っ子の保育園児まで自宅待機だ。なんだか気持ちが落ち着か

          きみは今もしかして、冬眠中なのかい?

          「先生はみんなのことをずっと見守っています」のずっとって、いつまで?

          歌も呼びかけもない、さみしい卒業式と思ったけれどポカポカ陽気から一転、冷たい風が吹き荒れた3月の終わり、子どもが小学校を卒業した。 コロナウィルス対策のため、在校生の花輪のアーチをくぐることもなく、保護者の参列もなく、歌も呼びかけもない卒業式。 わたしたち親も残念な気持ちをぬぐい切れず、せめて校門のところで記念写真を撮ろうと、式の終わりに合わせて集まっていた。 式の後、ランドセルを背負って校舎から出てきた子どもたち。なんとなくクラスごとに集まって、お別れのひととき。用意して

          「先生はみんなのことをずっと見守っています」のずっとって、いつまで?

          夢に助けられる、という不思議な体験

          無数の星がきらめく広い宇宙の中にわたしはいて。 わたしの前に、ある星があらわれる。(それで自分も星であると気がつく) 「ぼくは行くよ。何処へでも行けるし、何処まででも行ける。 だからもしかしたら、またいつか君に会うこともあるかもしれないね。」 そう言って、星は何処かへ飛んでいく。 「いいなあ。わたしも何処かへ行きたいなあ」 と、わたしは小さくなって消えていく星を目で追いかけながら、心の内でつぶやいている。 気がつけばわたしの横にも星がいて。 「何処まででも行ける

          夢に助けられる、という不思議な体験