#14/パン屋録に書かれていない世界
パン屋の日常を覚えておきたくて、間違ってもコロナという1つの大きな非日常に記憶を浸食されたくなくてパン屋録を書いている。
以前メロンパンを食べて育った男の子の話を書いた(こちら)。
私はえらく感動したから書いたのだが、母は「特別な出来事ではないのよ。お客さんから幸せをいただく場面は結構あるの」と飄々としていた。
普段は感情を全身で表す小動物タイプの母(なんなら見た目もヒヨコっぽい笑🐤)。飄々も堂々も似合わない。
そのエピソード、ちょっと聞かせてよ。
母「はじめましてのお客