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「60代は健康第一」と決めた両親が、1日15時間労働のパン屋を始めた理由

Noteをはじめて、1週間弱経ちました。

三日坊主な私が4日以上続いているなんて(*'▽')
やればできる子じゃないかっ!!

「読んだよ」とコメントや質問をくれた方、ありがとう。スキ💛してくれる、そこのあなたもありがとう。

せっかくだから、いただいた質問にお答えしようかな。

Q1:ご両親はパン屋以外の選択肢って、何か検討したの?
Q2:起業の軸が健康第一ってユニークだね(
こちら参照)。それなのに長時間労働なパン屋にしたのはなんで?

確かに。
健康になるために「マラソン始めました」なら分かるが、「パン屋になりました」は聞いたことがない。

A1:パン屋以外に検討したのはカフェとピザ屋でした。

【カフェを検討した経緯と、カフェにしなかった理由】

今更ながら、我が家の夢追いオヤジに聞いてみた。

「カフェって水商売じゃん?60代の水商売ってカッコ良くない?」

えっと、、、中二病ですか(; ・`д・´)
こじらせてる。
メビウスの輪くらい、こじれてる。

「カフェのような長時間滞在する場所は、味やサービスに加えて、居心地という要素が重要になるじゃない?居心地って主観だから正解がわかりにくいよね。

カフェの代表格であるスタバも、コーヒーでなく居心地(顧客体験)が魅力だ。

「一年以内に立ち行かなくなることを「失敗」と定義してたから。短期的なリスクはなるべく減らそうと思って。だからイートインは止めて、テイクアウトにしたよ」

なるほど。
メビウスの輪は2回ひねれば表裏の区別がつく、と言われたときの気持ちに近い。証明はできないけど分かった気に一応なれる。一応ね。

【テイクアウトのピザ屋を検討した経緯と、そうしなかった理由】

当時、両親が住んでいた近所に、とても流行っているピザ屋があった。
駐車場は連日満員。休日は1時間待ちが当たり前という人気店だ。

成功の秘訣を探りにピザを食べにいったところ、まぁ当たり前といえば当たり前だが、混みあう時間帯は一時的だったという。波の激しい仕事は実稼働以上に気持ちが疲れてしまうだろうと想像できた。

何より。
「もしピザが売れ残ったとして。私、毎日は食べたくないんだけど…」
鶴より強い、母の一声。

作り手が思うことは買い手だって思うだろう。
ピザが好きという方は多いが、週1以上で食べる人はグッと減る。

Q2:お客さんが一定頻度で来てくれる方が、顔なじみの知り合いも増えて楽しそう♪ 両親の思う健康とは心身の「心」に重きを置いていた。

この判断はものすごく本質を捉えていたことを、ずいぶん後になって知る。パン屋が7年目を迎えられたのは、常連さんの存在がかなり大きい。モチベーションの源泉であり、両親を突き動かす力そのものだ。

あ、念のため。
「テイクアウトかつ常連さんを獲得しやすいという条件なら、おにぎり屋でも良かったのでは?」と思う方がいるかもしれない。
我が家は昔から、お米派じゃなくパン派なんです。
普段パンばっか食べてる人がおにぎり屋を始めたら、それって日本に来たことないのに「黄金の国ジパング」と紹介したマルコポーロ並にすごいよ(笑)。事業は見聞とは違うのです。


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