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[異文化] 海外ウェディングで働いてて感じる接客の違い

こんにちは!
先日、わたしがイギリスのウェディング会場で働くまでのお話しをしてみました。

素敵なウェディングハウスやフラワーアーティストのお写真も紹介したので、この記事を読む前にぜひチェックしてみてくださいね。

さて今回は、その続き。
海外ウェディング業界で働いたMayが、いちばん思うことを書いてみます。

[Mayの職業紹介シリーズ] 

日本でもイギリスでもウェディング会場で働いていたわたしが、
文化の異なる二つのウェディングを表から裏から比較して行きます。

今回は日本とヨーロッパの、接客(カスタマーサービス)の違いについて💐

接客はフレンドリーであればあるほどよし

初めてイギリスのレストランに行った日。

Hi guys! って友達みたいに話しかけてくる店員さんにすごいびっくりしました。
え?guysって…そんなフランクに話していいの?敬語は?

だんだんそれが当たり前であることに気づいて、雑談を楽しむ店員さんやお客さんを見て、これがイギリスの正しい接客なんだと思いました。

なんというか、日本では、「最低限のお客さんと店員さんの距離」ってあると思うんです。特に初対面では、お互い敬語で話しかけますよね。

イギリスでも丁寧な言葉で話すことはよくあるんですけど、それはそれ。元から言葉が丁寧な人は誰にでも丁寧だし、フランクな人は誰にでもフランク。

それはお客さんでも同じこと。お互い「対等な立場」として接している。
それがすごく素敵だなって思いました。

わたしがウェディング会場でサービスしていても、笑顔で応対するとやっぱり笑顔で話しかけてくれます。
お客さんの個人的なお話をしてくれたり、ご友人に紹介してくれたりなんかも、しょっちゅうありました。

まあ、良くも悪くも対等なので、お客として行くとやっぱりたまにびっくりしちゃうんですけどね。笑

マニュアルって…?

接客にマニュアルはなし。決まりごともなし。だから指導することもとくになし。

働き始めの日。
研修まではいかなくとも、なにか指示があって仕事をはじめるのだろう、とたかを括っていたのです。

でもそんな雰囲気は一切なく、自分で何が必要か考えて動くのは当たり前みたいでした。

試しにすごく慣れてそうな子に話しかけてみると、なんと彼女はまだシフト四日目だそう。すっごくびっくりしてしまいました。

というか、当たり前に指示をもらえると思っていた自分が恥ずかしくなりました。

日本では研修もあったし、やることは初日に教えてもらえることが多かったので、恵まれていたんでしょうね。

Thank youは必ず

日本のサービスは質がたかく、お客さんが求めるものも当然たかい。

逆に言えば、イギリスではちょっとのサービスに対しても受ける側としては「ありがとう」。

料理を運んで「ありがとう」
ドアを開けたら「ありがとう」
シャンパンを注いだら「ありがとう」

ーー正直最初は戸惑いました。
こちらは当たり前のおもてなしとしてやっているのです。お金を払っていただく対価として。
でもこうも全員から、きちんと顔を見てありがとうと言われるのは、本当に嬉しくて。

もちろん日本でも、お礼をしてくれるお客さんはたくさんいます。それは気持ちの表現ですよね✨

ただ、「お客さまは神さま」を未だに振りかざして横暴な態度を取る人も中にはいるでしょう。

イギリスでは、お客さまはどちらかと言うと「友達」。
友達が失敗したからって、文句を言う人はいませんよね笑

どちらが良い悪いというようなお話ではなく、イギリスや多くの国ではこれが当たり前で、日本のサービスってとっても質が高かったんだなぁ…と改めて感心した体験です。

終わりに

ざっくりと日英の比較をしてみましたが、文化のちがいを感じる場面はまだまだこんなものじゃありません。

「おもしろいね」で終わることもあれば、致命的なちがいにショックを隠せないこともしばしば。

そんなわたしの悪戦苦闘の日常も何かの役に立てればと、公開していけたらなと思います。


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