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だからスキを手渡したいんだ week24

こんばんは、だいすーけです。
その週に読んだnoteのなかからいくつかの作品をピックアップしてご紹介するという取り組みをしています。
「自分のスキをしっかり表明する」ことを今年の目標にして、このシリーズを今年の頭からはじめました。今回はその24回目。

今日(月曜日)、東京は梅雨の晴れ間がのぞきました。緊急事態宣言解除の初日、まんえん防止に移行なのでそんなに変わらないわけですけど、気持ちは明るく今週も過ごしていきたいなと思っています。

さて。
それではさっそく、今週のスキnoteをご紹介したいと思います。



満身ソーイング / じゅんみは さん

「満身ソーイング」。
じゅんみはさんが息子さんから贈られたこの言葉が、じゅんみはさんのこころに柔らかな温度を注いでくれました。そのときのエピソードが、半年前に書かれたこちらのnoteに詰まっています。

「一緒に行くよ。」

心身に不安を抱えるじゅんみはさん、行きつけのクリニックでは対応の難しい精密検査を受けるため、大病院を受診することに。その初診の日、息子さんが付き添いを申し出てくれました。
心身の状態は長らくどん底。迷惑をかけたくないとは思いながらも、息子さんの申し出はとてもうれしかった。

行き帰りの車中、検査の合間。息子さんの存在が、じゅんみはさんの気持ちを大きく和らげてくれました。体調が良くなったわけではない。検査を受けただけで、状況は変わっていない。この先の具体的なプランもない。それでも。

息子と一日過ごして、真っ暗闇だったわたしに小さな目標ができた。

本文中、終わりの方につづく写真をご覧ください。じゅんみはさん、きっと昔から手芸がお得意だったんですね。満身創痍でも、できるときに手を動かしてみよう。そんなふうに、気持ちを前に持っていくことができた。

「満身ソーイング」。
これは、息子さんと過ごした時間の積み重ねが生んだ言葉ですよね。
その名の下で生み出す作品と綴る言葉が、これからもずっと温かなものでありますように。


仕事とプライベートを分けるのは「正」なのか / むろみー さん

仕事とプライベートは、分けて考えるべきだろうか。
賛否のあるテーマだと思いますが、みなさんはいかがでしょうか。

元々私は不器用な性格なので、両立することが苦手だ。片方に集中すると、それ以外に意識が向かなくなってしまう。

これは、そんな不安を抱えるむろみーさん(はじめまして!)が「ワークアズライフ」という考え方に触れることでこころのモヤモヤが晴れました、というお話。ぼくも器用なほうではないので、とても共感しました。

本文中のリンクをご覧頂くとわかりやすいのですが、「ワークアズライフ」とは、「仕事をするように生活し、生活をするように仕事をする」という考え方。「ワークアズバランス(=仕事とプライベートを明確に分ける)」と反対の概念として「ワーク」と「ライフ」の両方を融合させて、その両方に価値を置いて充実させていこうということ。

今までの私は、休日に仕事のことを考えると、少し罪悪感を覚えた。

ぼくもよくこう思いました。せっかくの休日に仕事のことを考えるなんて、もっとプライベートを充実させなきゃ。
むろみーさんが「ワークアズライフ」の考え方に触れることで、薄れていった罪悪感。

今の休日の過ごし方は私に合っているし、とても楽しいと感じる。

ライフスタイルが多様性を増していく中で、仕事との距離や、そもそも仕事とプライベートとの境界、壁、といったそれらの存在そのもの。ぼくらも今一度、そのあたりを見直してみるのも大いにありですよね。


高校バスケ部の指導で「ほんとうに強いチームに必要なもの」に気づいた話 / T-Moriyama (森山 知広) さん

日本のプロバスケットボールリーグ、「Bリーグ」に所属する「福島ファイヤーボンズ」のヘッドコーチをされている森山さん(はじめまして!)が、チームを指導するうえで意識されていることがあるそうです。

選手がイキイキとプレーできる「ほんとうに強いチーム」をつくりたい。

「ほんとうに強いチーム」とは、はたしてどのようなチームなのか。そして、それを強く意識されるようになったきっかけは。
語られるご自身の考え方やエピソードについては、ぜひ直接本文を読んで頂きたいと思います。ぼくも中学高校と6年間バスケットボールをしていました。指導者(真似ごとのようなものですが、)も1年ほど経験しました。わかります、と言っては失礼ですが、森山さんの考えられたこと、実践されたことに、非常に共感しました。
ひとつだけ、ここにもご紹介しておきます。

言葉にするのは、選手の必須スキル

たとえば、シュートが正確、ドリブルが上手。実際的なスキルは当然高いに越したことはありませんが、そうしたスキルやチームとしての戦略やルールについては、言葉にしてコミュニケーションを取らなければうまく活かすことは到底難しいんですよね。
思いは、言葉にして伝える。問題は、言葉にして話し合う。
言葉にして表現することは、選手にとっても必須のスキル。ここが機能しているチームとそうでないチームは、見ればわりとすぐにわかるものです。

森山さんがこれまでバスケに向き合ってきた時間とその姿勢、それがチームに反映されていく過程を、ぼくも応援しつつ見てみたいなと思いました。
今後のご活躍とチームの躍進を、願っています。


結果主義の暴力たるや / はちくぼ とよふみ さん

優秀さという正義は、耐えうる人にだけ与えられた罠でしかない

これは、大きなひと言だと思います。一文だけ読んでも解釈が難しいと思いますので、本文をぜひ。

最短距離で結果を出すこと。その最短のルートを、一撃で叩き出すこと。おおよそ「仕事」というくくりのものに求められることのトップが、このことなのではないでしょうか。そして、その課題に応えつづけることのできる人が、いわゆる「優秀な人」であるのだとも言えそうです。
「仕事」というものにたいするアプローチ、洞察や解釈の方法。それらをご自身のお仕事を通して検討される姿勢。これらは、はちくぼとよふみさんがnoteで書かれていることの、大きなテーマなのだと思っています。

結果にこだわらないのではなく、結果に捉われないという考え方に。

結果がすべての世界では存在しない(ことになっている)、プロセス(の大切さ)。最短距離で駆け抜けては見つけることのできなかった(かもしれない)ものの、可能性、尊さ。
そんな、ほんらい無数にあるはずの、プロセスというものを、自分なりのやり方で楽しんでみよう。そこに、フォーカスしてみよう。そのために必要なことは、プロセスそれ自体を楽しむこと。
逆に言えば、楽しむことさえ優先しなければ、あとに残るのは効率化と結果主義。その世界で「正義」とされる「優秀さ」、それが「罠」である。結果主義に耐えうる人が、緩やかに落ちていく、「罠」。

一歩引いてみると、一つひとつの結果もまた、より大きな流れのなかでは数あるプロセスのひとつに過ぎないんですよね。だからこそ、その道のりをいかに楽しむか。
自分にたいしても、だれかにたいしても。そう言いつづけられる人でありたいですね。


7/4(日)まで募集 #寄せ文庫 / 猫野サラ さん

入院しているお友だちに、千羽鶴と一緒に「寄せ書き」持って行きますよね。クラスで色紙まわして。ひとことメッセージ書くやつ。
あれの「文庫本バージョン」を作ります。

サラさんが、動いてくださいました。
現在病気療養のため入院をされているふみぐら社さんに、みんなで寄せ書きならぬ「寄せ文庫」をつくって届けよう。そんな企画です。企画の概要はぜひリンクから確認を。

ふみぐら社さんのnoteを読まれたことのない方がもしいらっしゃったら、ぜひ一度遊びに行ってみてください。ぼくもここでご紹介したいと何度も思ってきたのですが、ぼくの言葉でまとめようとするとほんとうに難しくて、何度も断念したんですよね。一つひとつの文章は、比較的短いんです。ユーモアがあって余白があって、でも書かれている主題はきらりと研ぎすまされている。日常から不変や普遍を拾う、そこに意味づけをする、さりげなくうねりを置くことの、天才。おこがましいですが、ほんとうにぼくはそう思っています。
...ここはぼくの感想を書くところではないのでつづきはサラさんの企画のときに譲りますが、懐の深さのはかり知れないふみぐら社さんのnote、ぜひとも足を運んでみてください。

これが、大きな大きな、流れになっていくところを見たい。
ふみぐら社さんがこの文庫を「手にとってニヤニヤして」いるところを見たい。

みんな!一緒にふみぐらさんの「寄せ文庫」作ろうぜ!

ぼくからも、よろしくお願いします。ぼくも、参加させていただきます。



「だからスキを手渡したいんだ week24」、今回も5つの作品をご紹介しました。
みなさんのnoteの下の方にほかの方のおすすめが出るじゃないですか。はじめましての方々には、そこから旅してお邪魔しました。ありがとうございました。こうやって、突然現れていくつかのスキを置いてくるということをいろんなところでしています。

何だか最近、「閲覧履歴によるおすすめ」とか「あなたへのおすすめ」とか増えましたよね。PCで見るとひとつかふたつおきに表示されてる。もっともPCだと左上の「すべて」「フォロー中」で変更できるんですけどね。ほかにも更新情報や注目記事など、シンプルで気持ちのよかった画面がどんどん情報で溢れていく...自分でカスタマイズできたらいいなと思うんですけどね、みなさんはどうでしょうか。ぼくはシンプルがいいなぁ。

まったく関係ないのでどうでもいいんですけど、さいきんInstagramの投稿が増えました。なかなか写真撮りに行けないから過去picが多いんですけど、twitterもあわせてSNSをバランスよく活用していけたらいいなと思っています。noteもtwitterもInstagramももっと力を入れたら見える世界も変わってくるんじゃないかなって思うから。
Instagramされている方、もしよかったらぼくのところにも遊びにきてくださいね(宣伝)。

以上、「だからスキを手渡したいんだ week24」、今回はこの辺で失礼します。

今週はふみぐら社さんのnoteを読み返す時間に充てたいな。

それではまた来週お目にかかります。
お付き合いありがとうございました。



このシリーズはマガジンにまとめてありますので、よかったらこちらもご覧くださいね。まだ見ぬスキに、みなさんが出会えることを願っています。





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