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企画まとめを終えて、今。所感を。

おととい、ようやく先月開催した企画「第2回 #手書きnoteを書こう 」のまとめを終えた。合計76作品。70人もの方が、開催した2日間にこのタグをつかって作品を投稿してくれた。
涙、笑い。別れ、出会い、感謝。みんなの投稿が企画に彩りを添えて、ぼくの手元に集まった作品たちは各々の色を誇らしげに輝かせ、2回目のこの企画を大いに盛り上げてくれた。

参加してくれたみんな、寄せられた作品たちを読んでくれたみんなは、どう思っただろうか。参加してよかったと思ってもらえただろうか。楽しそうだなぁ、盛り上がってるなぁと思ってもらえただろうか。
もちろんぼくも、たくさん楽しませてもらった。月並みな言葉だけど、みんなに感動や喜びをもらった。だから、ぼくもそれをどうにかみんなにお返ししたい。ぼくが味わったのと同じ感動や喜びを、みんなにも共有したい。その一心で、8つのまとめ記事を書いたんだ。一生懸命書いた。時間もたくさんかけた。1つ書いて2つ書いて...6つ書いて、7つ書いて。8つめ、最後のまとめがやっと終わる。でも、そのさいごのあとがきに、ぼくはこう書いた。

もっとできたと思う。

この気持ちが、ふっとよぎってしまったんだ。
理由はね、ちゃんとある。それは、先日結果発表を終えた「教養のエチュード賞」。ご存知の方も多いと思う。主催者の嶋津さんが100以上の応募作品と向き合って、その一つひとつに丁寧でこころと熱のこもったコメントを返している。そしてそれは「賞」なので、さいごにはその作品たちに順位をつけるんだ。順位がつくにもかかわらず、参加した多くの方が、企画にたいしての称賛を惜しみなく贈っている。選考の結果すら凌駕するような、熱量同士のぶつかり合い、認め合いがそこにあるような気さえする大きな企画。
「読む」ということ、「信頼される読み手になる」ということ。言葉のうえでの意味は分かっていても、実感として沁みこんでいるか、わかっているか、実践しているか。それはまったくの別次元で。
(ここでひとつ断りを入れておくけれど、ここでぼくは自分と嶋津さんを比べようなんて大それたことは微塵も思っていない。企画同士の優劣もない。もちろんほかの方の企画についても同じ。わかってくれていると思うけど、念のため。)

ぼくは今回、がんばってまとめ記事をつくりました。自分史上最高なくらい「読む」ということについて真剣に向き合いました。それでも、はるか上の世界から物事を見ているすさまじい読み手(と同時に書き手でもある)がすぐそばにたくさんいました。今書いたばかりの「ぼくはがんばりました」はウソでした、ってことじゃない。そうじゃなくて、ぼくの理解の及ばないレベルの話をしていた人たちがいるんだよ、っていうことに気づかされました、っていうこと。
だからぼくは、悔しかったんです。
ぼくにもっと力があったらもっとみんなに素敵な思いを味わってもらうことができたのかもしれない。より充実した企画になっていたのかもしれない。そんなことを思ってしまった自分が、腹立たしかったんです。

嶋津さんが、おとといこんな記事を書かれました(※有料noteです)。

有料部分では、教養のエチュード賞についてのあれこれを語ってくれているという。そして、賞に参加した人たちと実際に出会えるイベント(ワタナベアニさんの著書『ロバート・ツルッパゲとの対話』のトークショー)を開催したいとも(この部分は無料で読めます)。ぼくは、迷わずこのnoteを購入した。第1回も、2回目も、参加してないのに?イベントに参加することも、おそらくは難しいのに?そんなことじゃないの。ぼくは、1ミリでも嶋津さんたちに近づきたかったんだ。彼らの言うことを、もっとちゃんと理解したい。こんなふうに思えているチャンスを、逃すわけにはいかなかったから。
次回企画をやるときのためとかじゃなくて。これはもう、自分の未来のために力になることだと思ったから。だから、何度でも読みます。自分自身のために。この街で仲良くしてくれている人たち、ぼくを信じて企画に参加してくれた人たちのためにも。ここでもっと、できることがある。自分の人生に、役に立つことでもある。「ぼくらにできることは、まだあるよね?」って、大切な友人が言ってくれていたことだって、忘れていない。
それを、自分がより納得する形で実現させたい。ぼくにもできたことがあったよねって、そんなちっぽけな自尊心のためにも、頑張りたい。

もっと勉強しなきゃ。もっともっとできることがあると、自分を信じたい。
こうしてぼくのこころを動かしてくれた人たちに出会えてよかったし、お礼を言いたい。嶋津さんだけじゃない。たくさんの人がいます。そして、そんな人たちといつかすこしでも目線が合うところで会話ができたらな、と思う。

手書きnoteのまとめを書きながら感じていたこと、書き終えてはっきりと浮かび上がってきたこと。よく考えて、これからの自分に活かしていきたい。いつかこの記事を読み返したときに、すこしは成長したかもね、と、調子づけるように。



今朝は、勢いのままに書かせていただきました。
お付き合いいただき、ありがとうございました。




※2月7日夜、追記
フレッシュな気持ちを書きたくて勢いをつけたのはいいけれど、作品を引用させていただいた嶋津さんへのお礼の言葉がありませんでした。
一番しっかりしなきゃいけないのは、こういうところ。反省します。
改めて、嶋津さん、作品を引用させていただきました。しっかり読ませていただきます。ありがとうございます。
もうひとつ。
企画をまとめていて今回ぼくが「もっとできたと思う」と言ったのは、あくまで自分のスキルにたいしてであって、みんなに「もっとできたでしょ!」と言っているわけでは誓ってないので、それだけ補足させてください。誤解を招きかねない可能性があると思ったので、書かせていただきました。みんなの作品は、ぼくの宝物です。
以上です。お付き合い、ありがとうございました。





いただいたサポートは、ほかの方へのサポートやここで表現できることのためにつかわせていただきます。感謝と敬意の善き循環が、ぼくの目標です。