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『北極百貨店のコンシェルジュさん』感想!

現在上映中のアニメ映画『北極百貨店のコンシェルジュさん』を観てきた!

内容に触れる感想を語っていくから、見たくない人はまた鑑賞後に見てもらえるとうれしい。




すごくよかった。劇場まで観にきてよかったとしみじみ思った。

鑑賞後に一直線にグッズ売り場に向かったくらいだ。いい! って思った作品はグッズが欲しくなるのは自分だけ??

感想を3つにわけて語っていきたい。

とにかく動物たちがかわいい

お客さんの動物たちがとにかくかわいい。ほっこりする。

なぜお客さんが動物なのかという謎が本作の後半で明らかになるから、ただかわいいからキツネやフクロウにしたろ! って理由ではないのだろう。それにしても画面いっぱいを動物であふれさせたのは画的にも大正解だと思った。

お客さんが困っていて主人公の秋乃さんがお声がけするってパターンが多いんだけど、映し出される動物たちの困った表情もなんともかわいい。

いい人(?)じゃん!推せる! って思ったエルルが入場特典のアクリルチャームの柄で浮かれていたら、入場特典はランダムじゃないんだね。5種類くらいあるのかと……(ランダム脳)

ツダケンの演技でうるっときた

ケナガマンモスの造形作家・ウーリーの声を担当している津田健次郎さんがよかった……!

ツダケンの存在は前から知っていたし、渋くて低いとてもいい声はずっと聴いていたくなる。今回もツダケンだ! いろんな作品に出てんな! とウーリーが登場してすぐに気づいた。

ゆっくりと落ち着いた雰囲気で話すウーリー。だけど最後、パテシィエのネコにウーリー夫妻がモチーフのケーキを渡されるシーンで「それは、妻と、僕だねぇ……!」ってセリフがある。

ここがよかった……。僕だねぇ……!の語尾が震えるニュアンスでウーリーが感極まっている様子を表現していたのがすばらしかった。

それまでウーリーはずっとマンモスのイメージ通りというか、のっそりと動じない感じの話し方をしていた。それがはじめて揺らいだのがこのシーンで、だからこそ印象的だったしジーンときた。

ツダケン、やっぱりいい声優さんだ……。

上映時間70分という短さについて

『北極百貨店のコンシェルジュさん』の上映時間は70分。映画は2時間くらいが平均だろうから、1時間10分かなり短めだ。

短いというのは僕も観る前から知っていたし、気軽に観れそうだしと思って観に行った節がある。

実際のところ、短い中で綺麗にまとまっていてとてもクオリティの高い作品だった。僕みたいにそれならちょっと観てみるか! って人が他にもたくさんいそうだ。

長いと疲れちゃうとか集中力がもたない……って人にも届きやすい映画だと思う。それはめちゃくちゃいいことだなぁと。

仮にどれだけ観たい映画だったとしても、上映時間が2時間半とかあったりすると尻込みしちゃうからね……。

ほっこりするいい映画

クリスマスに大切な人と観るのもオススメできるような、とてもいい作品だった。

観終わった後に幸せな気持ちになれる。ずっとふわふわしていたわけじゃなくお仕事アニメにあるような挫折シーンではあぁ……ってつらくなったけど、最終的には心がじわーーーっと満たされた。

『北極百貨店のコンシェルジュさん』はスコットランド・ラブズ・アニメ映画祭で審査員賞を受賞したらしい。

評判が広まって、もっといろんな人に観てほしい!

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