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個人アパレルの在庫問題

今はcreemaやminneなどで個人でも服が売れる時代。
私も一人でイチから初めて現在は年間2,000枚ほどを売り上げています。

そうなるともちろん一人ではできませんので外注をすることになりますが
そこでまた発生するのが在庫問題。

一人経営をしている以上資金繰りは大事なこと。
いくら売り上げが上がっていても在庫を抱えていては
利益が出ませんよね。

外注をし出してからこれはずっと考え続けた悩みですが
色々聞いて回っても調べても明確な解決策は見つかりません。

ただ自分なりに試行錯誤して今のところのベストな方法をお伝えします。
同じような悩みのある個人の方に参考になればと思います。

やっていることはこの3つ

  • 小ロット生産できる工場を探す

  • 個人の方に縫製を頼む

  • できるだけ受注生産をする

小ロット生産できる工場を探す

いきなりですがこれは難しいかもしれません。
でも交渉次第です。

国内の工場はシーズンオフはあまり稼働していないところも多いです。
例えば5月6月あたり。
春夏ものが落ち着いて秋冬ものにはまだ取り掛からない時期。

交渉次第では少しわがままを聞いてもらえるかもしれません。
何でもそうですが、こちら側が毎回誠実にきちんとした対応をしていれば
受けてくれる側も色々と融通を利かせてくれるようになります。

あと小さな工場が狙い目。
ネットなどでは出てこないことも多いので関係者に聞いたり
外に出てみつけてみるのも手です。

個人の方に縫製を頼む

私はインスタで募集しました。
普通に『縫える人募集』で5〜6名の方から応募がありました。

#縫製 #縫い子  などで検索してこちらから探してアプローチでもいいですね。
アパレルのインスタをやっていると生地屋さんやパタンナーさんなどが
フォローをしてくれるようになります。
その辺りを辿っていってみてもと見つかりやすいです。

できるだけ受注生産をする

初めは全部受注作成でした。
ただ、数が出るようになると他にもやることが増えますので縫う時間は減ります。お客さんとのやりとり、資材の発注、撮影、サイトの整備、発送作業などなど。

そこで現在は二人の方に受注作成をお願いしています。
その代わり資材関係は全て預けないといけないのですが
在庫を抱えるよりはコストは減ります。

発送も直接お願いしています。

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これである程度は在庫を抱えるリスクを減らしていますが
やはりシーズン終盤はセールをすることになります。

アパレル業界ではこのセール価格にすることも踏まえて値付けをするのが普通らしいですが、購入する側からするとなんだかですね。

それもあって私はこれ以上大きくするつもりはあまりないのです。
できるだけ生地代と縫製代+利益での価格で提供したいと思っています。

あと『在庫』という響きも嫌ですよね。

これからも少量準備して、少し待ってもらってもその都度作っていく
方法でやっていきたい。

そしてその時その時で目の前のお客さんと向き合い、
柔軟に進化していきたいと思っています。

これは個人だからできること。
大手にはできない臨機応変さを発揮したいですね。

すぐに目の前の売上に目が行きがちでたくさん作ってしまいたくなるけれど
これらを参考に少しづつ作ってみていってはいかがでしょうか。



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