限りある時間の使い方
本屋に山積みになっていて、気になったので読んでみました〜
「われわれに与えられたこの時間はあまりの速さで過ぎてゆくため、ようやく生きようかと思った頃には、人生が終わってしまうのが常である」
現代人にとって、1時間や1日や1年という時間は、ベルトコンベアで運ばれてくる容器のようなものだ。時間を有効活用するためには、通り過ぎる前にせっせと容器を埋めなければいけない
「制約のパラドックス」
時間をコントロールしようと思うと、時間のなさにいっそうストレスを感じる。人間であることの制約から逃れようと思うと、人生はいっそう空虚で、不満だらけになる
パーキンソンの法則
「仕事の量は、完成のために利用可能な時間をすべて満たすまで膨張する」やるべきことの定義がどんどん広がっていく
「給与を受けとったら、まず自分の取り分を確保しよう」一部をすぐに貯蓄や投資に回せば、後でお金が足りないと感じなくてすむ
僕たちのつくるものは、けっして完璧ではない。これは一見、気の滅入る事実。でも、そこには開放的なメッセージが含まれている。めざすレベルに届かないのではないかという心配など、もう必要ない
皮肉なことに、人は後戻りできない状況に置かれた方が、選択肢があるときよりも幸せになれる。手持ちのカードを残しておくよりも、「これしかない」という状況の方が満足度が高まる
「注意を向けることが、献身の始まりである」注意散漫な状態では、相手を気遣うこともできない
説得デザイン
カジノのスロットマシンの技法を転用した、依存症になるくらいユーザーをハマらせるための心理学的テクニック
禅の教えによると、人の苦しみはすべて、現実を認めたくないという気持ちから生じる。「こんなはずではなかった」「どうして思い通りにいかないんだ」という気持ちこそ、苦しみの根源
「何が起ころうと気にしない」生き方とは、未来が自分の思い通りになることを求めず、したがって物事が期待通りに進むかどうか一喜一憂しない生き方
忍耐を身につける3つのルール
1.「問題がある」状態を楽しむ
2.小さな行動を着実に繰り返す
3.オリジナルは模倣から生まれる
「フィーカ」
職場のみんながいっせいに席を離れて、コーヒーと甘いお菓子を楽しむ毎日のイベント
あまりに限られた人生の中で、あらゆる要求に対して、すべての重要な計画を成し遂げるなんて、どんなに頑張っても絶対に不可能。だから、人生は必然的に、厳しい選択の連続
人生を生き始めるための5つの質問
質問1
生活や仕事の中で、ちょっとした不快に耐えるのがいやで、楽なほうに逃げている部分はないか?
質問2
達成不可能なほど、高い基準で自分の生産性やパフォーマンスを判断していないか?
質問3
ありのままの自分ではなく、「あるべき自分」に縛られているのは、どんな部分だろうか?
質問4
まだ自信がないからと、尻込みしている分野は何か?
質問5
もしも行動の結果を気にしなくてよかったら、どんなふうに日々を過ごしたいか?
「どう生きるべきという質問には、答えがあらません」とユングは言った。「人はただ、自分にできるように生きるだけです。唯一の正しい生き方などありません。お望みならカトリック教会に入るといいでしょう、彼らは正解を教えるのが好きですから」
希望を捨てたとき、自分の力で歩みだすことができる。自分の限界を認めるとは、すなわち希望を捨てること
「制限がなかったら、何時間でも、気の向いた仕事をダラダラとやっていられる」しかし、5時半までに必要なことを終わらせると決めていれば、時間の節約を意識して、賢く行動することができる
時間の概念をどう理解して、自分の時間を使うか、考え方から変わる参考になる1冊です。時間節約術ではできなかった、時間の概念がとても参考になりオススメの1冊です