見出し画像

#04「そもそも、クリエイティブの役割って?」

マーケティングや広告の畑にいる人は、「ペルソナマーケティング」だとか、「ユーザーシナリオ」だとか、「カスタマージャーニーマップ」だとか、その類のものをよく目にしたり耳にしたりすると思います。
(よく知らない人、詳しく知りたい人は、検索してみるといろいろ出てきます)

僕のいう「3つのポイント」も、基本的にはそれらと同じ発想です。
というか、この3つのポイントこそがすべての根本じゃないか?とも思います。

・誰に伝えるか?
・何を伝えるか?
・どのように伝えるか?


かなり単純化した考え方ですが、僕的には、これくらいシンプルな方がみんな自然な感じで腹落ちしてくれる(実感レベルで理解・納得できる)ように感じています。
もちろん緻密で壮大な戦略も、それはそれで大事なのですけど、大きくて複雑であるがゆえに、あまり現実味を感じられなかったり、みんなの理解度がまちまちになってしまったりということも起こりがち。
プロジェクトメンバーみんながいつも頭と心にとどめておくためのものとしては、やっぱり「3つのポイント」くらいがちょうどいいのではないかと思います。

さて、この3つのポイントについてアレコレと説明するにあたり、まず、その根本というか大前提となる考え方について、僕なりの考えをお伝えしたいと思います。

この分野でクリエイティブ(コンテンツ制作)にかかわる人が大前提として念頭におきたいこと。
それは「そもそも、クリエイティブの役割とはなにか?」ということです。
もう、思いっきり基本中の基本ですね。
でも、これがとても大切。
「3つのポイント」だとか、僕の話はすべてここを起点としています。

「そもそも、クリエイティブの役割とはなにか?」
この問いについて、僕はこう考えます。
それは「人の気持ちを変えること」だと。

僕たちが作るものは、ポスターでもWEBサイトでも映像でもなんでもいいんですけど、それらを見たり触れたりした人の心に、なんらかの“感情”、ほとんどの場合は “ポジティブな感情”を生まれさせることが目的だと言えると思います。

例えば、旅行のポスターなら、「ここに行ってみたい!」と思わせること。
例えば、家電製品のWEBページなら、「これほしい!」と思わせること。
そういったことが僕たちの作るもの目的であって、その目的のためにもっとも効果的なデザインや文章やビジュアルなどを考案し、アウトプットすることが、いわゆる「クリエイティブの役割」なわけです。

この大前提をもとに、次回は「3つのポイント」についてもう少し詳しく掘り下げていきます。

今回はけっこうあっさりでしたけど、次はなかなか長くなる予定。
お楽しみに。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?