見出し画像

仕事における感情と論理

今日は、仕事において感情と論理をどう融合させるか?について書いてみたいと思います。

なぜこのことを書こうと思ったのか?
といいますと、身近に「感情の人」だなぁと思う人がいまして、その人を見ていて思うことがあったからです。

人を大きく分けて「感情」と「論理」の割合に着目してみると、私自身は論理の割合の方が多いと思っています。
頭で納得しないとなかなか動かないかもしれません。

人はそんなに簡単に2つの基準で分けられるものではありませんが、今回は便宜的に分けさせて下さい。

でも、そんな私から見て「感情の人」は魅力的に思えるのです。
自分にないものを持っているからかもしれません。

プライベートでは、「感情の人」でも「論理の人」でも良いのですが、仕事となるとどうでしょうか?

この両方のバランスって、非常に大事な気がします。

想像してみて下さい。

上司が、「よし、この目標に向かって、みんな気合いで乗り切るぞー!」という感情バリバリだった場合と、
「今回の目標を達成したら、事業所の利益率は〇〇%になります。よって、みなさんには〇〇%の還元ができる可能性があります。やりましょう。」という論理バリバリだった場合。

極端な例でしたが、感情と論理どちらかに振り切っている場合は、同じタイプの人にとっては共感しやすいかもしれませんが、反対のタイプだと白けてしまうのではないでしょうか?


仕事においてリーダーシップを発揮するためには、人に働きかけることで「人に動いてもらう」ことが大事です。

では、「人に動いてもらう」ためには何が必要か?

古代ギリシャの哲学者アリストテレスの「人を説得するための3原則」が参考になります。

その3原則とは、
・エトス:信頼
・パトス:感情
・ロゴス:論理

の3つです。

1つずつみていきましょう。

・エトス:信頼
まず、相手に何を伝えるにしても、この信頼がベースになければ、人に動いてもらうことは難しいでしょう。
感情的に訴えるにしろ、論理的に訴えるにしろ、そもそも信頼がない人の言葉は響きません。
これまで偉大な結果を残してきた人が言う言葉と、何も結果を残していない人が言う言葉では、同じ言葉でもその重みは全然違います。
そういった意味では、人に何かを伝える上でのベースになるものだと思います。

・パトス:感情
人に動いてもらうためには、感情に訴えかけることも不可欠です。
政治家の演説でいくらいい言葉を使っていても、原稿を棒読みしているような話し方では想いが伝わってこないと思います。

・ロゴス:論理
感情でハートに訴えかけることも大事ですが、論理で頭に訴えかけることも大事です。
客観的な事実と根拠があることで、納得感が出ます。
論理的に納得できる内容に感情が加わることで、より伝わりやすくなります。

以上の3つのことが人を説得するための3原則です。

この3原則からいえることは、仕事上で人に動いてもらうためには、まず1つ目の信頼がベースとして確実にある上で、感情と論理をバランスよく合わせて伝えることです。


感情的になりがちな人は、客観的な事実や根拠が入っているか?
論理的になりがちな人は、ハートに響く想いが入っているか?
ここを意識してみましょう。

以上、仕事における感情と論理について書いてみました。

ここまでお読みいただき、どうもありがとうございます!

よければスキも押していただけたら、今後の励みになりますのでよろしくお願いします!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?