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ドラマのなかで、日本と韓国の民法の違いを探してみる

国が違えば、民法も違ってくるわけで、日本と韓国だって、その民法の違いが、ドラマのこんなシーンにも現れていると思うと興味深い。

最近、わたしが、その民法の違いを知って、「なるほどね」と思い返したシーンを2つ紹介したい。

1 韓国では、「録音」による遺言状の形式も認められている。

それを知った時に、真っ先に浮かんだのが、このドラマ「運命のように君を愛してる」で、チャンヒョク演じるゴンが、まるで遺言のように残している録画を見て、チャンナラ演じるミヨンが号泣するシーン。

あれは、遺言として、十分有効だったのね。そう思ってみると、このDVD形式の遺言状は、あちこちのドラマにでてきたような気がする。
ちなみに、日本では、遺言状として「録音」は認められていない。

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2.北朝鮮では成人として認められる年齢は17歳である

これを知った時、思い出したのは、ご存じ「愛の不時着」の貝焼きのシーン。ウンドンに、焼酎をすすめるピョ・チスを慌てて止めるユン・セリ。

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「駄目よ。まだ未成年じゃない」と言うユン・セリに、「もう立派な大人なのに」と不思議そうな隊員たち。ここは、韓国と北朝鮮の成人年齢の違いを現わしていたのだと、今更ながら気づいたのだった。

そう思ってみると気になるのが、民法のなかでも、「相続」や「遺産分割」のことだ。このあたりは、日本とは、韓国も中国も違うわけだから、シンガポールの大富豪で、三か国で構成される多国籍家族の遺産をめぐるドラマなんかがあったら、面白そうな気がする。

いや、「三か国で構成された家族」ってどんななのかのほうが、断然面白いよね。


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