精神疾患は脳の病気故に自己判断は危険(松宅AFTER 第45話『僅かな希望』)
精神疾患が脳の病気であり、脳の処理能力が著しく衰えると認識・理解したのは相当後の話で、この時もまだ分かっていません。
実は脳の病気と認識・理解するのは相当重要なことで、これによって「鬱は甘えなのかな?」、「なんで今までできていたこともできないんだろう?」とか悩まなくて済みます。
脳が正常に機能していないんだから仕方ないんです。
そして、これは自分ではなかなか気がつかないことなのです。
寛解した今でも不安になります。
本当に自分の脳は元に戻ったのか。
脳の処理能力に問題がないかどうかを判断するひとつの基準として
私が考えているのは飲食店のアルバイトに入って問題なくやっていくことができるかというのがあります。ホールでもキッチンでもいいです。
矢継ぎ早にオーダーが入って的確に処理していくなんてことは脳の処理能力が落ちている時は無理だと思います。
私も闘病中に何度も失敗していますが、おそらくあれもこれもやろうとしてパニックになりフリーズします。
この頃の私もなんとかこなしてきていましたが、慣れない家事、文字起こしのソフトを導入して使い方を覚えたりと相当脳に負担をかけています。
それを父親は見逃さなかったのですね。
自分では回復してきている、よくなっているとしか思ってなかったのでとても驚いたのを覚えています。
自分が今どういう状態なのかを自分で把握するのは意外と難しいもので、下手な自己判断は症状のさらなる悪化を招きます。
故に自分の担当医の意見を聞くのが重要なのです。
あるいは家族や友人などの意見も大変貴重だと思います。
「脳の病気故に自分では自分の状態を把握できない」
このことを意識して無理をするのを避け、人に頼ることが回復への近道です。Take it easyです。 お父さんいいこと言っています。
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