今週のアオのハコ(週刊少年ジャンプ2021年35号掲載)
長かったようでそうでなかったような、久しぶりにジャンプで呪術廻戦が連載再開になり私も嬉しいです。
どうも、翔太郎です。
早速ですがアオのハコの最新話について話していこうと思います。(ジャンプ本誌の最新話なのでネタバレNGという方は気をつけていただいて)
今週は、千夏先輩と実質水族館デート(と言っても過言ではない)を楽しんだ後の話ですね。
そして、やはり大喜のことが好きっぽい照れ隠しのような行動と表情をしてしまう雛ちゃん。
自覚がないからなのか本心に蓋をしているのか、偶然学校外で千夏先輩と会ったときに「大喜の良いところアピール」をしますが、他人から見れば大喜のことが好きで話してるようにしか聞こえないんですよね。
それでもって雛ちゃんの、「優しくて 可愛くて スポーツもできるなんて なんかすごい性癖あってほしい」という言葉には共感してしまいました。
すごすぎて良すぎる人には、何かしら欠点みたいなところを1つくらい求めてしまいたくなる人間の悪い感情があったり。
その後、雛ちゃんは千夏先輩が忘れたスマホを届けようと追いかけた先には猪股家に入っていく彼女の姿を目撃してしまうわけです。
しかもココ、ただ家の中へ入っていくだけじゃなくて「おかえり」「ただいま」のやりとりを見てしまうっていうところが、『えー?』のセリフに強い動揺がハッキリと読者に見えるようになってるんですね。良い演出です!
また、学校のアイドル的存在に挑む中学からの腐れ縁である大喜が、自分たちのアシストなしに大した進展は見せていないだろうと思っていただけに、雛ちゃんにとっては正に色んな意味で衝撃の事実を知った回だったと思います。
前回でも書きましたが『アオのハコ』の魅力は、やはりリアルな学生の恋愛感に基づいた感情の動きや描写にあると思います。
誰が誰を好きかなんてわからない中で、どうにかしようともがいて空回ったりするのが学生恋愛の現実だと思いますし、同性として主人公に感情的に共感出来るポイントがいくつもあります。
雛ちゃんというキャラクターは、友人を「腐れ縁」と「恋愛対象」の狭間で無理のない範囲で自身の心の変化に無自覚でいる面白いポジションで、ものすごく物語に幅が出ていて私は好きです。
というのが、今回言いたいことでした!それでは!
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