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夏の終わりに聴きたくなる名曲たち9選

今年は夏が過ぎるのが早かった感覚がありますね。

僕は日本一暑いと言われている埼玉県熊谷市と同じエリアの秩父市に住んでいますが、既に朝と夜はだいぶ涼しく過ごしやすい気候になっています。

さて、個人的に四季の中では秋が最も好きな季節なので、今回の記事ではこの時期(9月)になると決まって聴きたくなる曲でもご紹介しようかなと思います。

1.RADWIMPS『セプテンバーさん』

9月でパッと思いつくのがこの曲ですよね。
「OH~セプテンバー♪」はついつい口ずさみたくなるし、「『夏』ってだけでキラキラしてたあの気持ちが好きなの」って詞はあまりにも分かりみが深い。

子どもの頃はあんなに好きだった夏が、今はなんだか気だるいものに感じてしまう。夏の終わりの儚さと秋に対する高揚感を同時に感じられて、年齢を重ねれば重ねるほど『セプテンバーさん』の詩は心に響いてきます。

個人的には「手と手をとれば揺れる心が〜」のメロディーが抜群に好き。

2.フジファブリック『若者のすべて』

志村時代のフジファブリックはどことなく切ないメロディーラインの曲が多いですが、中でもこの曲は夏の終わりの寂しい感覚をひしひしと伝えられる一番の名曲だと思っています。

「最後の花火に 今年もなったな」
「最後の最後の花火が終わったら 僕らは変わるかな」

夏の終わりの花火大会が終わったあとの感傷的な気持ちがダイレクトに伝わってきて思わずしんみりしてしまいます。

3.フジファブリック『赤黄色の金木犀』

『若者のすべて』から『赤黄色の金木犀』の流れで聴くと一気に自分の中で秋がふけていくし、後世に伝えていきたい大好きな2曲。

大人しい曲調から、サビの前に急に忙しなくなるドラムの音。そして、「赤黄色の金木犀の香りがしてたまらなくなって 何故か無駄に胸が騒いでしまう帰り道」という独特すぎる詩のサビ。

「秋って落ち着いてたり興奮したり、色々な感情に突き動かされる季節だよな〜」という志村の嘆きが表されている歌だと受け取っています。

4.GARNET CROW『夏の幻』

GARNET CROW(2013年解散)の楽曲はゆりっぺ(中村由利さん)の寂しげな歌声が特徴的で、特にこの曲は夏の淡い恋が虚しく散っていくような感覚を覚える。

「強いオフショア 波を待ってた 中途半端に離れて流されてゆくよ」という詩は個人的に大好きなパートで、大好きな人とずっと一緒にいたいのに徐々に気持ちが離れていってしまう様子が情景描写されているように感じます。

『夏の幻』に加えて、『As The Dew』と『Mysterious Eyes』が好きすぎて当時は鬼リピしていました。コナンファンならたまらない曲たちでしょう。

5.ZONE『secret base ~君がくれたもの~』

アニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」出演の女性声優(茅野さん、戸松さん、早見さん)がエンディングテーマで歌ったことで11年前に再ブームを巻き起こした名曲。

「10年後の8月 また出会えるのを信じて」のフレーズは特に印象的で、途中の「突然の転校で」という歌詞から察するに恐らく小学生ぐらいの別れのエピソードなんだろうけど、自分自身が小学校を卒業するときに東京都日野市から現実家の埼玉県さいたま市に移って同級生と離れ離れになった体験もあったので、当時を思い出して切なくなります。

ラストサビ前の「手紙書くよ 電話もするよ 忘れないでね 僕のことを」が時代を感じて懐かしい気持ちになりますね。

6.Mr.Children『海にて、心は裸になりたがる』

Aメロ2段目の「重箱の隅をつつく人 その揚げ足をとろうとしてる人 画面の表層に軽く触れて 似たような毒を吐く』があまりにも桜井和寿すぎて大好きな楽曲なんだけど、嫌なことがあってもパーッと海に行って開放的になろうみたいな全体の歌詞に救われます。

夏は終わるけど、近くの海に行って、心を裸にして思いっきり叫んでみたいな。

7.Mrs.Green Apple『点描の唄』

『青と夏』『サママ・フェスティバル!』のあとに聴くと、尚のこと夏の終わりの寂しさを感じる曲。男子校出身だけど、シンプルにこんな青春を送りたかったなーと感じる。

夏休みが終わって今まで通りには会えなくなってしまう…そんな若い恋人同士の心情をあまりにも詩的に歌っている楽曲。

「私の 僕の 時間が止まればいいのに」「終わるな 夏よ、終わるな」
というラストのメッセージは心の底に響きます。

8.オレンジスパイニクラブ『キンモクセイ』

淡い恋心を歌った曲かと思いきや、実は失恋ソングだったというオチがあまりにも衝撃的な歌。

2番のサビでは「最低なことですらも最高」だと思えるぐらい夢中になってるのに、最後のサビでは「やっぱビビッときてるよ 君のイメージ金木犀よ 香りまで妄想しちゃうなんてバカね」「夏の終わりが寂しいなんては とっくのとっくに消えてた 最高 もう最高」「グッときた心臓バンっと割れる」と自暴自棄になった主人公が弾け飛んでいます。

相手を金木犀に例えるところや、香りまで妄想しちゃうぐらい馬鹿になって夢中になってるのに何にも叶わない感じの雰囲気があまりにもすごくて、初めて聞いたときは結構衝撃を受けました。オレンジスパイニクラブの楽曲はこういった詩的な表現が多くて聴いてて惚れ惚れします。もっと売れてほしい。

9.オフコース『夏の終り』

実は中学の頃にオフコースの楽曲を全て網羅するぐらい好いていた自分。
この曲は冒頭の「夏は冬に憧れて 冬は夏に帰りたい」という季節を主語にした歌詞が大変印象的で、小田和正の切なくもやわらかい歌声が夏の終わりを感じさせます。

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