「求人広告ライター」の仕事内容とは?
結局フリーランスになってからどんな仕事をしているかについては今まで深く言及してこなかったのですが、実は僕は求人広告のライターをしています。
厳密に言うとメディア制作の仕事もやっていたり、WEBマーケターや営業メンター(マネジメント)としての仕事も個人でやっていたりするのですが、現状の6〜7割ぐらいは求人や広報関係の仕事になります。
今日は、そんな僕の求人広告ライターの仕事内容について紹介しようと思います。興味のある方はぜひとも最後までお読みください。
1.そもそも求人広告とは?
企業が従業員募集をする際に掲載する広告のことです。
求人広告には、中途採用・新卒採用・アルバイト採用と大きく分けて3つの採用領域があり、それぞれ仕事内容、募集要項、待遇面などを記載し、求職者に対して訴求をしていくものになります。
もともとは折込チラシや紙媒体の広告からスタートした歴史がありますが、今はほとんどがWEB上の広告が主流。完全無料型、一部無料型、有料(前課金・採用課金)型、サブスクリプション形式型まで、幅広い種類の広告が流通しています。
▼世の中にある求人広告カオスマップ
2.求人広告ライターの仕事内容
メーカー(直販)と言われる企業ではディレクター(取材担当)とライター(原稿制作担当)が分業しているケースが多いですが、僕が所属させてもらっている企業はいわゆる総合代理店となっているため、取材も制作もどちらも行います。後述しますが、僕が主に制作しているのは上記のカオスマップの右下にある「網羅型」の広告になります。
僕が担当しているのは、主に③④の工程。
しかしながら、もともと前々職で求人広告の営業をやっていたこともあり、①②⑤のサポートも行っています。
取材とは、簡単に言えば「募集するポジションについてのすり合わせ」を行う作業です。だいたい1職種につき30〜60分程度行います。
仕事内容、求めている人物像、条件面・待遇面など、求人に必要な情報を企業の担当者からヒアリングし、内容をそのまま原稿に落とし込んでいきます。
且つ、より応募効果の高い反響ある広告を制作するため、求職者(ペルソナ)目線に立って文章のテイストを変えることはもちろん、キャッチコピーを作ったり、WEBサイト内に露出する画像の制作を行うこともあります。
掲載後は、CS部署がRPO(広告運用)を担当。求職者に対するスカウト(オファーメール)の送信や効果測定などを行いながら、都度掲載中に修正があればまた僕が担当したりもします。
3.主な制作物
ほとんど(9割程度)が中途採用における転職サイトの制作になりますが、その他にもIndeedや新卒サイトの制作も行っております。
4.仕事のやりがい
いくつかありますが、一番は企業の採用ニーズの解決ができることです。
世の中にある全ての職種を事細かく取材した上でしっかりとペルソナに刺さるようなPRしていく必要があるため、相応の知識やライティングスキルが求められる仕事ではありますが、自分が書いた求人を見て求職者が応募をし、数回の面接を経て企業に内定が決まった瞬間には相当の喜びを感じられます。
toB、toCの両方の成長に明確に関われるという意味では、かなり面白い仕事なのではないでしょうか。
5.なぜ求人広告のライターをやっているのか
ここからは過去も交えた話になりますが、そもそも僕は求人広告ライターをやる上で3つの軸を持ってやっています。
僕は若干28歳ですが、実は新卒の旅行会社に3年いたあとに3回ほど転職をしています。もちろんどの会社でも素晴らしい経験をさせてもらいましたが、このうち2社に関してはパワハラや躁鬱などが原因で早期退職をしているため、とても転職に成功したとは言えない部類です。
会社員時代の後半2年ぐらいはどちらかと言うと辛かったことばかりで、申し訳ないながらも楽しかったとハッキリ言えないのも事実。
しかし、そういった後ろ向きだった時期を経て今があるとも思っているし、自分の軸が明確だからこそ今は楽しくやりがい持って働けていると考えています。
だからこそ、「環境さえマッチすれば働くことって実は楽しいんだよ…!」を世間に伝えていきたいんです。世の中には、ポテンシャルを秘めているのに燻っている人材は数多眠っていると思っています。
そういった方々に、少しでも幸せになっていただけるよう、これからもこの世界で頑張っていきたいなと感じる次第です。
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