マネージメントサイクルの追求 #44 目標を目的化しない
本日は、目的と目標の話をします。
企業の目的は、製品やサービスを提供する事により
それを購入してくれたお客様の課題を解決したり
喜んでもらう事です。しかし、一度数値目標を
掲げてしまうと、その数値目標が目的化
してしまう事が多々あります。
こんにちは、松幸です。
ブログを見て下さり、ありがとうございます!
日々の中で気付いたことを発信しています。
本日は、#44 目標を目的化しない
についてです。
目的と目標の違い
企業の目的は、広く一般的に言うと、
お客様やステークホルダーを喜ばせるコト。
彼らの課題を解決する事です。
それに対して、企業の目標は、
会社の目的を達成するために必要で、
数値化された方がが良いとされています。
例えば
・市場シェア〇〇% だったり
・営業利益〇〇億円、〇〇%だったりします。
何故このような目標を掲げているのか?ですが、
この目標によって、目的が達成されると
皆さんが考えているからですね。
具体的に言うと、
目標:市場シェア〇〇%
を達成できている状態とは
目的:会社の商品がお客様に認められた為に
沢山販売が出来ている状態
と言うロジックですね。
営業利益率も同様のロジックであり、
お客様から受け入れられて沢山売れた
もしくは、高い値段で購入して頂いたために
利益率が向上した、という事ですね。
数値化による縛り
ここで私たちが気を付けた方が良いのは
数値化すればするほど、
数値に縛られてしまうことです。
毎日この目標数値を追っていくと、
従業員の意識が目的よりも、
目標の傾いてきてしまいます。
つまり、
目的である「お客様を喜ばせること」よりも、
「市場シェア〇〇%」が大切に
なって来てしまいます。
お客様を喜ばせることによって、
市場シェアが達成できれば良いのですが、
昨年と同じ商品を販売していて、
いきなり市場シェアが10%も向上する事は、
まず滅多に起こりません。
しかし、何とか営業やマーケティングで
力づくで達成しようとすると、例えば
「安売り」に走ってしまう事になります。
「安売り」が決して悪い訳ではありませんが、
仕入値や原価が変わらない中での安売りは、
身の破滅を生むだけですね。
製造工程の改善・改良の結果として
お客様に価格で転化できるのであれば
それは正しい企業努力であります。
しかし、正しい企業努力が無いまま、
小手先を変えるだけでやろうとしても、
結果はあまり変わりませんし、
従業員も「なぜこれをやっているのか?」
分からなくなり、ヤル気が出ません。。。
数値を追わずに活動を追う
そして、目標が目的化する一番の理由は、
数値にとらわれすぎることになります。
市場シェア〇〇%を掲げていると、
毎日の報告が、アメリカ市場○○%
日本市場〇〇%、欧州市場〇〇%と
数値の羅列になりがちです。
数値の報告は、絶対的に必要ですが、
数値報告だえでは、皆さん楽しくありません。
そこで、数値に加えて、
活動にフォーカスするコトが必要です。
例えば、
シェアを向上させる活動として、
今期は10店舗拡大させる予定であるが、
5/10店舗まで拡大させることが出来ました!
残る5店舗は、年内12月までに完了予定。
活動にフォーカスすると、
それだえで力が沸いてきませんか?
ヤルコトが明確になり、
それが目的達成に繋がることが分かれば、
活動にフォーカスしていくのが正しいのです!
活動が達成されれば、目標数値も達成され
最終的には、企業の目的も達成される。
少し回りくどいですが、
目標はどうしても結果指標になりがちです。
その目標を生きた目標にするために、
目標が達成されると「目的」に近づき、
「活動」によって「目標」が達成される
ことを意識的に明確化して行くと良いですね!
大丈夫!
みんな、あなたのことを応援しています!
あなたは、一人じゃない!
勇気・強気・やる気・世の中元気!
このブログが、皆さんにとって小さな気付きになり、
皆さんの行動へ向けた原動力や豊かな生活に向けて
少しでも貢献できると嬉しいです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございます!
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