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銀行預金はどこへ? / 経済情勢

現在の日本人の貯蓄は、60代以上の方々が
多くの資金をためています。
昨日、紹介しました総務省の調査の通りです。
本日は、日本がインフレになり、
平成時代に銀行預金に置いていたお金が
どの様に動くとどのように変化するのか
予測して行きたいと思います!

こんにちは、松幸です。
ブログを見て下さり、ありがとうございます!
日々の中で気付いたことを発信しています。

本日は、銀行預金はどこへ? についてです。

どんな貯蓄をしているのか?

日本の多くのご家庭の貯蓄は「現金・預金」である
とよく言われていますが、実際にどの位どの資産が
現預金に割り当てられているのかを、見てみましょう。

こちらも総務省のHPに乗っている調査結果です

総務省:世帯主が65歳以上の無職世帯の貯蓄種類別金額

これを見ると、全体の貯蓄金額が、2,350万円。
現金と預金は、66~67%にあたる、1,550万円
生命保険など、17%にあたる400万円強
有価証券は、17%にあたる400万円弱

やはり、圧倒的に現金・預金に預けています。

今までは、現金・預金が圧倒的に安全な資産
あったのは間違いないでしょう。
ただ、今後もそうなのでしょうか?

ナゼ銀行預金に預けているのか?

昨日は、日本の国の借金が1000兆円あるので、
金利を3%にしてしまうと、毎年金利の返済だけで
30兆円になってしまう事をお伝えしました。
ちなみに、毎年の税収は、60~70兆円です。
半分が、借金返済に充てられてしまう事になります。
つまり、日本での銀行の金利は、上げられない状況
であることが、分かって頂けると思います。

それに対して、過去の金利の状況
統計数値で見ていきましょう!

昭和の頃は、金利が約6.5%前後でしたね。
このころは、国の借金は殆どありません。
1970年代までは、無借金経営をしていたのです!
素晴らしいですね。

消費者物価指数・金利・大卒初任給の5年ごとの平均値

これなら、銀行預金に預けておくだけで良いです。
株などの投資するリスクを、誰もがさけるでしょう。
逆に、預金だけで凄いことが起こります!!!

1年目 100万円 ➡ 11年後 200万円

10年で倍増していたのです。
非常に羨ましい、良い時代ですが、
戦後の何もない所から、寝ずに働いて
得た日本国民全員の成果の一つです!
この様な過去があったために、
「銀行預金が良い」と今でも考えている人が
多くいるのではないかと想像します。

預金 ➡ 有価証券・生保に

ただし今後は、預金に預けているだけでは、
物価上昇分だけ、生活が苦しくなります。

65歳以上の年金生活者は、日常生活に
あまりお金を使わないかもしれませんが、
預金は残しつつも、
少しは、有価証券や生命保険などに
貯蓄の一部を回して行く
と思われます。

現在の60歳以上の人口は、4000万人強存在します。
・高齢者世帯数は、1500万世帯前後
・高齢者世帯の現金預金は、1500万円前後

仮に30%の500万円が、他の金融資産に移ると
日本で凄いことが起こります!
75兆円のお金が動きます!!
世界もびっくりです!

現在の東証全体の時価総額は、750兆円前後。
よって、高齢者世帯の現預金の30%・75兆円が、
仮に有価証券に資産が流れると、
東証の時価総額が10%上がることになります。
これは、高齢者世帯だけの話をしていますが、
日本の全世帯数は、5000万世帯になりますので、
少しでも、現預金➡投資(有価証券)に貯蓄が移ると、
こちらも凄いことが起こります。。。

有価証券の良い所は、配当金があることでしょう。
現在は、3%以上の配当金をだす企業が多く、
100万円を10年預けると、配当金だけで30万円です。
・保有する有価証券:100万円
・毎年の配当金  :3%の場合3万円
・有価証券を10年間保有:30万円の配当金
もしも、株価が物価とほぼ同じように連動すれば、
物価上昇分のお金の価値は変わらない状態が担保される。
(株価は企業の業績や景気や人気にも左右されるため、
 上昇する事が保障されている訳ではありません)

この様な事情がある為、
毎年物価上昇が続いている国の国民は、
貯蓄に「有価証券」を積極的に組み込んでいる
のですね!
私たち日本人も、今までの考えを改めて、
どうするのが自分にとって一番良いのかを
考え直す時期が来ています。

ただ、気を付けなければならないのは、
この様な目を持って、日本市場を見ている
外国人投資家がいること。ハイエナのように
私たちのお金を狙っている事は確かです。。。

ここで言えることは、
・預金し続ける=物価上昇分だけ目減りする
・投資(有価証券など)
 =リスクはあるがリターンもある。

投資判断は自己責任になる為、勉強は必要です。
生涯勉強ですね!


大丈夫!
みんな、あなたのことを応援しています!
あなたは、一人じゃない!
勇気・強気・やる気・世の中元気!


このブログが、皆さんにとって小さな気付きになり、
皆さんの行動へ向けた原動力や豊かな生活に向けて
少しでも貢献できると嬉しいです。


最後まで読んで頂き、ありがとうございます!


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