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老舗のブランディングでやったこと3

最近ちょこちょこスキをいただけてめっちゃ嬉しいです。スキとかフォローしていただけるとまた書こうと思える、いいモチベーションになりますよね!今日は少しバタバタしていたのですが、ほぼ毎日書いていきますって、言った手前、少しでも更新しようと思います。

前回までは、老舗ブランドに対して、ワークショップ型の研修をして、ブランドについて理解する研修をしながら、ブランドの方向性を見出しながら、その次の工程として、新製品開発方向性(コンセプト)を考えることにしました、という話をしました。

なんで、次の工程が新製品開発なの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。ここの進め方は、本当にケースバイケースだと思います。各ブランドの置かれている状況とか、ビジネスの状況、今後の進め方の意向など、いろんな状況を加味してから進め方を考えます。

ただ、一般的に、老舗ブランド全体のブランディングといっても、やはりお客様との接点は商品がメインになります。したがって、商品のブランディングを通じて全体のブランディングも進めていくという進め方が、ビジネスとのバランスを考えてもうまくいくケースが多いと思います。

ということで、ここまでの工程で見ててきたブランド全体の方向性を加味しつつも、老舗ブランドの力を活かしながら、新しいブランド開発の方向性をいくつか5−6つ出しました。

ターゲットとターゲットのインサイトを深く考えながら、老舗ブランドが提供できる価値も加味しつつ、目指したいブランドイメージも描きながら、コンセプトをブランドコンサルタントとして考えながら、デザイナーと一緒にそれをカタチにしていきました。

結果、そこで出たコンセプトと方向性は全て評価していただいいたのですが、まずは一つを選んでそこから着手していくことになりました。

この段階で先ほどデザイナーとカタチにしていくこともしていたと話しましたが、抽象概念を接することのできるカタチに落として議論していくということが大事です。したがって、概念(考え方)だけで進めずに、それをプロトタイプのように少しデザインされたものをベースに議論していくことで、関係者全体のイメージがズレることなく進めていくことができると思います。

こういった形で、考え方と、見え方、この両方を意識しながら、次第に落としどころを探っていくそういった段階に入っていくことになります。

明日はこの過程の中でコロナになって、そういった状況の中でどのような取り組みをしたのか、可能な限り書いてみようと思います。ブランド側の許諾が取れたら近い将来もっと具体的にかけると思いますが、今はあくまでも抽象的な話ですいません。

(つづく)


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