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先日、ココナラの交流会にお招きいただきまして…

どうも、松梅です。
早いものでフリーランスとして半年が過ぎまして。
利用しているサービスの一つのココナラでは、なんとかプロ認定を継続させていただいております。

ココナラで動画制作をし始めてから一年半ほど。
これまでにココナラだけでも約520万円の売り上げがあり、そのおかげでフリーでもやっていけるだろうと背中を押してもらえたこともあって、こうして40歳になる年に無事独立できました。
ありがとうございます。

とはいえ直近ではココナラでの売り上げが激減しまして、このままドロップアウトする日も近そうな気がしています。

そんな中、7月に続き10月にもゴールド・プラチナのランク限定のユーザー交流会なるものがありました。

本日はその時の話を絡ませながら、話せる範囲でココナラに対する思いなどを話してみようと思います。

  • 副業しようと思っている人

  • ココナラを利用しようと思っている人

  • ココナラを利用している人・辞めた人

  • フリーランスの人

こんな人たちに1mmくらいでも参考になれば良いな、という思いで執筆していきます。

端的にまとめると

  • クリエイター同士の距離は、近すぎず遠すぎない感じ。

  • 手数料は高い。その恩恵はクリエイターとしてはあまり感じられない。

  • 報酬の支払い周りについては、概ね満足できる。

  • 企業の今後のあり方として収益性を重視し始めているようなので、それに沿った施策が取り組まれがち。(株価のため?)

  • クリエイターとして勝ち残りたいなら、コスパ・タイパに軸足を置いた戦略の方が良い。(ギグワークの問題点)

こんなところかなと思います。
ではどうぞ。


足掻いているのは、自分だけじゃない

こういう交流会みたいなものに参加するといつも感じるのが、自分が感じていた悩みや疑問というのは、意外と多くの人が持っているんだなと再認識することです。

フリーランスや個人事業主はホント、自分から外に出ようとしないとインプットの幅が広がらないなと感じます。

  • 承認欲求を満たしたい(満たされたい)

  • 販路を拡大したい

  • クリエイターと接点を多く持っておきたい

などという打算・・的な意図を持って交流会に参加することはもちろんありますが、それ以上に、似た境遇の人たちと言葉が交わせるのはありがたいなと感じます。

そういう意味で、ココナラが定期的に開催してくれているクリエイター同士の交流会は継続してもらえると助かります。

副業とフリーランスは半々くらい?

前回7月にあったココナラの交流会は40~50人くらい居たように記憶していますが、今回は参加人数が少ないように感じました。トータルで20名もいなかったと思います。

前回は(確か)金曜日だったのか、参加人数が特別多かった。
今回は、祝日明けの火曜日。しかも時間は夜19時から21時まで。

平日昼間に仕事をしているサラリーマンのような働き方をしている人たちにとっては、「週初めの平日の夜」という、ちょっと参加しにくい日時と時間帯。

そんな中、お話しさせていただいた人たちは、5割から6割くらいの方がフリーランスや専業で活動されている印象でした。
(クリエイターが多く集まりそうな部屋で話していたので、ひょっとすると偏りがあるのかもしれません。)

参加しやすい人=時間に融通がつけやすい人=フリーランス、という図式でしょうか。私もその一人です。

参加されていた方のメイン業務については、ココナラらしいな・・・・と思いますが

  • 占い

  • 悩み相談

  • 資料作り

などで活躍されている方たちもいらっしゃいました。

もちろん

  • 動画制作

  • イラスト

  • サイト構築

  • ライター業

など、副業やクラウドソーシングで定番の業種の人たちも多いわけですが、やはりココナラならではの稼ぎ方をしている人たちも多いな、という印象です。

「こんなのお金になるのかな?」
というものでも、買う人がいれば売れますので、そういう意味ではスキルのフリーマーケット(って最近聞かないな)って感じです。

運営に直接意見が伝えられるのは、良い面もあるが…

ココナラの交流会の特徴として、クリエイター同士の交流もさることながら、運営スタッフが数名参加しているために、運営に対してダイレクトに質問や要望を投げかけることができます

当日参加しているスタッフさんたちは、比較的若手の人たちとお見受けしますので、役職がまだない方や単独での決裁権が無さそうな人たちではあります。
そのため、疑問や要望を伝えても梨の礫といった感じは否めません。

それでも、お問い合わせフォームから要望するよりもはるかに熱量は伝わっているはずです。(と思いたいです。)

とはいえ、少々(だいぶ?)性格の歪んでいる私としては、
ココナラの高い手数料は、こういうところ(交流会の開催費用)にも使われているんだろうな。
と勘繰ってしまいます。

ココナラの高い手数料+販促費でダブルパンチ

あくまで私が利用している範囲内での比較になってしまいますが、ココナラの手数料は22%と高いです。
これに、さらに購入者(決済者)側でも決済手数料5.5%をとっています。
※手数料割合は全て執筆時点

私が利用している他のサービスの手数料が17.5~20%なので、最大4.5%ほどは高い計算になります。
20%を超えるのはココナラだけ・・・・・・です。

仮に1万円の商品を購入してくれても、2,200円は差し引かれます。
動画制作は比較的金額が大きなプロジェクトもあるため、例えば10万円で受注したとしても、22,000円が手数料で差し引かれ、手元には78,000円だけが入ってきます。

22%の手数料が多いと感じるか少ないと感じるかは価値観によるため言及しにくいですが、ココナラで差し引かれる手数料は、所得税率でいえば課税所得695万円以上900万円以下とほぼ同じ割合(23%)です。

もちろん高い手数料を支払う代わりに、付加価値をつけてくれているとは思います。

例えば、出金サイクル
ココナラの出金サイクルは比較的早い方だと感じます。
「15日締め20日払い」と「月末締め翌月5日払い」の2回。
同様のサービスの中では、締日から振込までの日数が短くて助かります。

3,000円以上の振込金額であれば振込手数料が無料なので、こういった報酬の支払い周りでは若干の恩恵があります。

また、(私は魅力に感じないので使わないですが)ココナラクラブオフという、宿泊施設やレジャーサービスなどが割引になるサービスもあります。

利用には条件があるため誰しもが利用できるわけではないですが、これを魅力に感じる人も探せばいるのかもしれません。
人気がありそうなところで言うと、映画の鑑賞券がお得に買える商品があります。500円ほどお得になるようです。
(1,800円→1,300円※執筆時点)

しかしこれらの付加価値が、2〜4.5%ほど手数料を多く支払ってまでの価値があるか?と言われると、個人的には首を傾げたくなります。

さらに最近では、

  • ココナラ内でPR表示するための広告費用

  • クーポン発行(当然割引した分はクリエイター側の収入が減る)

といった、クリエイター側からの持ち出し(ココナラに対するお布施)もあります。

そういった意味では、税金と社会保険料の関係のようにココナラの手数料と販促費用とでダブルパンチで、手取りが減っていっている印象です。

最近のココナラの大きな動きとしては、銀行とスキル仲介の新会社を設立して収益性を向上させていくと言うことなので、そう言う意味ではクリエイターからでも取れるところからは取っていく・・・・・・・・・・・・・・と言うスタンスなのかもしれません。

ちなみに、消費税はクリエイター側の懐には入ってきません。
ひょっとすると事業者としてココナラに登録したら消費税分を加算して振り込みされるのかもしれませんが、少なくとも個人利用である私は、消費税を受け取ったことがありません。

まぁインボイス制度で取りこぼしなく消費税を持っていかれることになるので消費税分を受け取りたいとも思わないのですが、

  • 高い手数料

  • 販促費用

これらを減らしてくれるような動きがないと、正直ユーザーは離れていくと思います。
(少なくとも私は他所で売り上げが伸びてきているので、このままココナラ内での売り上げが減少していけば、フェードアウトする可能性はあります。)

安く買い叩きたい人たちも多く見られる

これは前から私が感じていた仮説の一つですが。
金額が大きいプロジェクトは、ココナラを利用しにくいのではないかと感じています。

交流会でも、複数の方達が

  • 「公開募集だと、最低金額の本当に低い金額で募集していて、作業内容や工数を考えると割に合わない。」

  • 「複数の応募があったとしても、誰も決定せずに終了していたりする。」

といった声がありました。

一般的に、個人利用の場合は、(発注・受注ともに)取引金額は低い傾向があります。これはココナラや他のクラウドソーシングに関わらず、BtoCやCtoCの宿命かと思います。

私なんかは一周回って(買い叩きたい依頼人たちが多いのは、ココナラの構造上仕方がないだろうなと)達観するほどになりましたが、やはり死活問題ですからね。ユーザー離れを食い止めるためにも何か手は打って欲しいですね。

ギグワークの問題点がそのままココナラにも当てはまると感じますが、買い叩きがしやすい場所(個人がメイン、手数料が高い、納期までが短くて消費しやすいなど)になってしまっている現状は、実際に出品している立場として感じています

例え手数料の割合が高かったとしても、契約金額そのものが半分以下で抑えられるならそっちの方がお得ですからね。

事実、ココナラを利用している企業の多くが

  • コスパ

  • 納期までの短さ

を推しています。

自分たちで値付けできるとはいえ、それを買ってもらえなかったら結局出品していないのと同じです。
他のクリエイターと差別化を図るとしたら、買い手の目的である「お得感」「割安感」「迅速感」に迎合していく。これしかない気がします。

とはいえ私自身この辺りはまだもがいて模索している途中なので、何か妙案があれば、ご指導ご鞭撻いただけますと幸いです。

ちなみに、独自の世界観を全面に出して、No.1ではなくオンリーワンの作品を作っていき、売り方を最適化していく方法もあると思います。
しかしそれをするには、ココナラの検索アルゴリズムは不向きだと感じます。
もし独自性で勝負したいなら、シンプルにInstagramやTikTokで注目を得ていく方がいいと思います。


とここまで、交流会を通して感じたクリエイター側のココナラに対する思いを述べさせていただきました。

なるべく愚痴っぽくならないように努めていましたが、悲観的に聞こえていたら申し訳ございません。

私はココナラを利用してこ1年半ほどで520万円以上を稼がせていただきましたので、大変感謝しています。
もちろんこれからも技術を高め、切磋琢磨して売り上げを伸ばしていく予定です。
私の大事な収益の柱の1本ですからね。

とはいえ、リソースは有限です。
他の方で採算が取れやすくなれば、優先順位は変わっていきます。
そして個人的にココナラはその岐路に立ってしまった感があります。
踏ん張りどころと思って頑張っている最中なので、同じ悩みや境遇の方、これから始めようとしている方、またはココナラとは早々に距離を置いた方など、近い人たちに届いてくれると嬉しいなと思いながら、執筆を終えます。

では今週の休憩時間を終えようと思います。
最後までお読みいただいてありがとうございます。
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