【2022年GW映画まとめ】「カモン カモン」「ホリック xxxHOLiC」「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」「ツユクサ」
「カモン カモン」伯父さんと甥っ子の期間限定の交流
主演のホアキン・フェニックスが以前主演していた「ジョーカー」では
肋骨が浮き出ている位に痩せたアーサー役だったが、カモンカモンでは、もじゃもじゃの熊さんのような体型になっていて不思議と安心感を覚えた。
いい年齢になっていても結婚していないことを甥っ子に直球で聞かれたり、妹とうまくいっていないこともばれていて、人とコミュニケーションをとるのが難しそうなキャラクターは相変わらず。
劇中大きなことが起こらないけれども甥っ子的には今後の人生に大きく影響する数日間の出来事だったろう。
白黒ってセリフや表情、町の音声に集中して観られるんだなと発見しました。
「ホリック xxxHOLiC」原作未読。豪華絢爛な世界観はまさに映画館向き。でも物語とキャストの年齢が厳しい
CLAMP漫画の実写化。東京BABYLON、CLAMP学園探偵団、魔法騎士レイアースは読んでいたけれどホリックは未読。完全にポスターの魅力と蜷川実花監督作品、主演が柴咲コウさん、神木隆之介さんという理由で鑑賞。
物語は人には見えない「アヤカシ」が見えてしまい、世を儚んで生きる意味を見失った主人公の前に突如現れた「ミセ」で展開される色々(ざっくり過ぎる)
映画を観ている時間だけは、気持ちよく騙して欲しいので細かい点は極力考えないようにしているのですが、色々気になってしまって。実写化って残酷だなと。
漫画なら見えない粗が実写では見えてしまうところとか、VFXのところとか。この映画を観る前はカモンカモンという作品で白黒だったのですが、カラーの情報量が少ない分セリフや表情に思いっきり集中できて良かったなと感じた。
「ドクター・ストレンジ/マルチバース・オブ・マッドネス」
びっくりするくらいに何も残らなかった。ホリックと比較してもVFX凄いねー!くらい。何というか期待し過ぎた。事前にワンダヴィジョンとか諸々観たから話にはついていけたけど。」という感想。
フェーズ4に入ってから薄々気づいていたけれども、スパイダーマン ノー・ウェイ・ホームが面白すぎて忘れていたが、段々心が動かなくなってきている。ディズニープラスに入って、ワンダヴィジョンも観たし、ストレンジの前作も観たし予習・復習もして臨んだけれど、どこか冷めた目で見ていたことと、ここまで色々観ていたので、単純にどのような物語なのかを「確かめに行く」みたいな姿勢になっている自分に気づいた。
映画を観ながら、なぜ私は映画を観ているのだろう。そこに何を求めて来ているんだろう。みたいな感情になってしまった。
観る前は字幕・吹替、3D、IMAXで何度も観るぞと思っていたが、一回でいいかとなっている自分がいる
「ツユクサ」低温な大人のおとぎ話に唐突に訪れる「キスしていいですか?」の生臭さ
コウヘイとフミとの年の差と性別を超えた友情物語かと思っていたけれど、そうではなかった点が予告編とは違って、大人は恋愛に帰結しないと物語にはならないのかと感じた。
松重豊さんも小林聡美さんも大好きだったので鑑賞を決めました。距離を縮めていくのも大人ならではの石橋をたたいて渡る(または渡らない)展開も
観ていてリアルだなと感じた。
だからこその「キスしていいですか?」は。ぎょえ~でした・・・。あと、フミよ、それ海に投げるかね?