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ちょっと、通勤用の自転車で富士山の5合目まで登ってきました。

おっ、まつろー更新してるぞ!。
なに?富士山? ちょっと登るところじゃないだろ。

ということで自転車の話。

一か月ほど札幌で仕事が続き(というよりあまりに東京が暑いのでいろいろ理由をつけて札幌で仕事をしていただけ)今週末は久しぶりに東京に戻っての週末。

あまりの暑さに閉口した口も半開きになる。・・・暑い。
週末は自転車に乗ることとビールを飲むこと以外にほとんどやることがないのだけれど、あまりの暑さに荒川サイクリングロードのような平坦で日差しを遮るものがない場所は、とても走る気持ちになれない。

ということで土曜日はつくばエクスプレスにのって筑波山へ。
ヒルクライムは楽しいのだけれど、筑波山は日本百名山のうち一番低い山。すぐに頂上についてしまう。

もっと登りごたえのある山は関東にないの?ということでネットを調べたら、ありました。日本百名山で一番高い山が。

富士山 標高3,776m た、高いです。

ということで登ってきた。
単身赴任先の寮の近くの錦糸町駅から富士山駅へ2時間で行ける特急に乗って富士山へ。車は持っていない(生まれてから2時間しか運転したことがない)ので、遠出はバスか電車になる。ゆっくりできて個人的には全く苦にならない。今日は読みかけの司馬遼太郎の「義経」を最後まで読み切ることができて満足。


自転車ではさすがに頂上までは登れないのだけれど(当たり前)、五合目までは自転車で登れる。素晴らしき日本の道路インフラ。24kmの距離を走り、1200mの高さを登る。今日初めて上ったけれど、2時間弱で登ることができた。

登ったのは富士山を北側からのぼる「富士スバルライン」という有料道路。マイカー規制があって、観光バス以外はほとんど車が走っておらず、自転車は200円払うと登ることができる。コスパ最高(登りたい人限定)。

24kmの坂道を2時間かけて登る。
興味のない人にとっては全く意味不明の行為だと思うけれど、このコースは富士ヒルクライムという有名なアマチュアレースの会場になっていて、毎年1万人のアマチュアサイクリストが登る、全国の坂好きの自転車乗りにとっては一度は登ってみたいコース。

レースの日はごった返しているのだろうけれど、今日は登っていてもほとんど誰ともすれ違うことも、追い越すことも追い越されることもなく、車も規制されてほとんど走っていないので、人生について考えながら登るには最高のコースだった。2時間の映画を見るよりも、2時間かけて富士山を登ったほうが、ずっと得るものがある。と思うのは、かなり偏った人間だけにしか共感を得られない感想だろうけれど。

5合目近くなると森林限界に到達し、高木は生えることができくなり荒涼とした世界になる。こんな世界が見られるのは日本では本当に限られた場所だけだ。そして、寒い。真夏でもウインドブレーカーがないと帰りは体が冷えて寒くてどうしようもなかった。

2時間かけて5合目に到達。
5合目は観光バスに乗って5合目にやってきて、ここから頂上を目指す登山者たちと5合目まで歩いてきて今からバスや歩いて戻る登山者でごった返していた。


5合目は雲が出ていて、頂上も下界も雲で見えず。まあ自転車に乗ることが目的なので景色は見えなくてもよいのだけれど。

タヌキしかいないやとおもって写真を撮ったけれど、このタヌキ、ちゃりタヌという私のような自転車乗りをかす恐ろしいタヌキだということを、さっきたまたま別のウェブサイトを見て知った。

・・・そんなアルミのクロスバイクじゃなくて、カーボンのロードバイクにした方が速くなりますよ、タヌタヌ。と言ったとか言わなかったとか。

5合目には少なからぬ自転車乗りがいたけれど、みな気合の入ったロードバイクで、通勤用のクロスバイクでのんきに登っているのは私だけだった。ロードバイクは札幌に置きっぱなしで、東京にはロードバイクがないので通勤用のクロスバイクに乗っている。

帰りは山中湖を通って御殿場まで走って各駅停車のJRで東京に戻ってきた。

山中湖。白鳥(のボート)がいっぱい


ということで本日の走行距離90km、獲得標高1500m。
東京の暑さを何とかしてほしいけれど、電車で2時間くらい移動するといろいろな坂道を登れることがわかってきた。

今年は年末まで東京にいるけれど、きっともう東京で暮らすことはないと思うので、今のうちにいろいろな坂を登っておきたいと思う。


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