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20240729 祭と熱中症

 今年はもう本当に暑いですね。これだけ暑い中祭をすると熱中症で倒れられる人が多発して,「熱中症予防のために祭の日程をずらす」という祭も出てくるのではと思います。祭とはまた違いますが夏の甲子園もこの炎天下の中での実施が問題視され続けていますよね。
 ふと「熱中症」という用語をいつくらいから意識しだしたかを振り返ると,10年前は知らずに5年くらい前からかなあという印象があります。
 グーグルトレンドで2004年以降の「熱中症」の用語の出現傾向を見ると,2004年の時点ですでに夏ごとに用語は使われてきていたけど特に使用が増えたのが2018年だったようでこれは私の肌感覚に合っているなあと。

 では,「祭 熱中症」で調べてみると…すでに2004年の段階で大阪のだんじりの熱中症予防に関する論文が存在していました。

【書誌情報】
梅野智子・信貴由香里・古川 恵・紺原由美子・関本智子・中谷美和子・北澤康秀 2004 だんじり祭りにおける熱中症防止のための指導の試み, 大阪救急, 69, 10 – 19.

 本文も要約も読めないのでわかりませんが大阪のだんじりだと夏ではなく秋に行われるような気がして,その時期でも熱中症の対策が必要であるならば,近年の夏の祭りやいかん,といった感じですよね。
 なんかでも本当に本格的にというか医学的に夏の祭の熱中症対策をきちっとしないと駄目な時代になっていると思うのでそういうプロジェクトが立ち上がるといいなあと。

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