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「ストレス解消」の嘘。

その昔は、高圧的な医者がいて、
「どうした」
「風邪なんですが」
「余計なことは言わなくていい、風邪かどうかは私が決める!」
などということがあった。
今はそれほどのことはない。権威を振りかざす人は稀にいるが、30年ほど前からだろうか、アカウンタビリティ、インフォームドコンセント、セカンドオピニオンなどという言葉が一般化してからは、きめ細かく説明をしてくれる医師や看護師がほとんどになった気がする。

体に変調を来たして病院に行くと、医者が何か原因らしきものを言ってくれる時とそうではない時がある。そうではない時、「何でしょうねえ」なんて言ってしまうと患者がが不安になってしまうからだろうか、マニュアルでもあるのかと思うくらいの確率で、

「ストレスですね」

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