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不思議な話

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怪談と言ってしまうとちょっと違う。実体験ってそんなもの。科学ではまだ判明されていない、私の実体験および知人から聞いた話のいくつかです。
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#怪談

#涼しくなる話 2

愛知県にいた頃の知人、Rさんの実体験だ。 夕食を食べていると、Rさんの奥さんがしきりに隣の…

松尾 憲幸
2か月前

#涼しくなる話

日本中が熱波の中にある。それならばここいらで、毎年恒例の「涼しくなる話」をしない訳にはい…

松尾 憲幸
3か月前

#そんなふうに言うんじゃない

説明のつかない不思議な体験、一般的に「怪談」とか「怖い話」と言われてしまう体験を、私自身…

松尾 憲幸
8か月前
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【実話】 山荘にて

10年ほど前の事だ。 母と共に静内の伯母を訪ねた。その帰り道のことだ。 途中、浦河町を通る。…

松尾 憲幸
8か月前
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【実話】 ボタンを押す手

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。  妻の友人が小学校低学…

松尾 憲幸
8か月前

【実話】 防空頭巾の女の子

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。  私の住んでいた8階のフ…

松尾 憲幸
8か月前
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【実話】 何だか煙たい

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。  テレビを視たりして普通に過ごしている時、何だか煙たい気がする。 「煙臭くない?」 と妻に聞くが、妻はもともと体質が原因で匂いを感じにくいため、いつも「別に」と言う。 ベランダに出て周囲を見渡すが、どこかで煙が出ている様子も無い。近隣の住人がタバコを吸っているわけでもなかった。そもそもタバコの匂いでは無い。 いつしか匂いは感じなくなるのだが、ある時またふいに煙たくなる。匂いだけではなく、息苦しさも感じた。  

【実話】 煙の充満する部屋

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。  近隣の街に住む叔母が…

松尾 憲幸
8か月前

【実話】 浴室前の男性

 名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。 わが家では、以前から…

松尾 憲幸
8か月前

【実話】 わが家に入って行く男

名古屋近郊の、80世帯ほどが入居する集合住宅に住んでいた頃の話だ。 ある日、妻の友人が幼い…

松尾 憲幸
8か月前

【実話】 自宅に何物かを連れ帰ってしまった話

20年ほど前、岐阜県富加町の町営住宅でポルターガイスト騒動があり、テレビや週刊誌で大騒ぎに…

松尾 憲幸
8か月前
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【実話】 亡くなった友人が訪ねて来る

私が大学の夏休みに帰省した際に母から聞いた話だ。 夜中に両親の寝室を、誰かがノックするのだ…

松尾 憲幸
8か月前
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【実話】 亡くなった父からの電話

父が亡くなってしばらくした頃、母が複雑な事情を抱えた人から頼られ、その人の家を訪れること…

松尾 憲幸
8か月前
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【実話】 横断歩道の男の子

父が元気な頃だから10年以上前のことだ。 私の両親が市内の大通りを車で走っていた。信号の無い横断歩道を、足で地面を蹴って進む乗用玩具に乗った、3歳くらいの男の子が渡ろうとしているのが見えた。 運転していた母は停止線で車を停めた。しかし一向に男の子が道を渡り切る様子がない。姿が見えないのだ。もしかしたら車の下にでも入ってしまったのかも知れないと、両親は車を降りて確かめた。しかし渡り切るはずだった歩道にも、渡り始めた歩道にも、もちろん車の下にも男の子の姿はない。後ろに停車した車の